東映・手塚治元社長「お別れの会」に沢口靖子、東山紀之ら映画人約1700人が参列

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東映・手塚治元社長「お別れの会」に沢口靖子、東山紀之ら映画人約1700人が参列

2023年2月11日に62歳の若さで逝去した、東映株式会社の元代表取締役社長、手塚治さんの「お別れの会」が7月5日に都内で執り行われ、映画関係者ら約1700名が弔問に訪れた。

1960年に千葉県木更津市で生まれた手塚元社長は、1983年に東映に入社。「スケバン刑事」シリーズや「科捜研の女」シリーズなど、数々の人気テレビドラマや映画作品をプロデュース。2010年からは同社の執行役員となり、2012年からは取締役、2016年からは常務取締役を務めた後、2020年6月に代表取締役社長に就任。コロナ禍に負けず映画界を盛り上げるために尽力し、2021年に創立70周年を迎えた東映は、翌2022年に過去最高の年間興収325億円を記録した。

「科捜研の女」シリーズで主演を務めた沢口靖子
「科捜研の女」シリーズで主演を務めた沢口靖子

「お別れの会」会場に設けられた祭壇には、代表取締役社長就任時に本社会議室で撮影された遺影が飾られ、それを囲むように初夏を意識した樹木と、故人が趣味として深く好んでいたゴルフコースのフェアウェイと、グリーンをイメージした祭壇花が配置。手塚社長の遺した魂が東映グループ全体に広がり開花していくことの願いを込めたスプレーマムをはじめ、アルストロメリア、トルコキキョウなど白とグリーンの祭壇花がおよそ8000本使用された。

また会場では、手塚元社長が映画青年だった高校生時代からプロデューサー時代を経て、経営者として社内外の改革に邁進するまでの足跡を、貴重な写真や映像、関係者のインタビューとともに辿った15分の映像が上映されたほか、献花スペースの先にはご家族との写真や東映関係者や俳優たちとの思い出の写真、生前深く関わった作品の撮影現場での写真など、多くの人々から親しまれた故人の人柄が窺える展示パネルも設置。


「手塚さんに恥ずかしくないような作品を作っていくのは、僕たちの使命」
「手塚さんに恥ずかしくないような作品を作っていくのは、僕たちの使命」

参列したのは吉永小百合や小林稔侍、北大路欣也をはじめ、舘ひろし、松平健、東山紀之、高島礼子、井ノ原快彦、「スケバン刑事」で主演を務めた斉藤由貴や「科捜研の女」シリーズの沢口靖子と内藤剛志、「京都迷宮案内」シリーズの橋爪功ら、ゆかりの深い俳優たち。また生前に製作を務めた『THE LEGEND & BUTTERFLY』(23)の大友啓史監督ら多くの映画監督たちも故人を偲んでいた。

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