幾田りらがインスパイアソングを書き下ろし！『アナログ』あたたかくもせつない本予告＆本ポスタービジュアル

ビートたけしの原作小説を、主演に二宮和也、ヒロインに波瑠を迎えて映画化した『アナログ』(10月6日公開)の本予告と本ポスタービジュアルが解禁。さらに、幾田りらの書き下ろし楽曲「With」が本作のインスパイアソングに決定した。

二宮演じる悟と波瑠演じる携帯を持たない謎めいた女性、みゆき。喫茶店で出会った2人が交わした、唯一の大切な約束は「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」ということだった。携帯電話で気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ“会うこと”を大切にして、2人はゆっくりと関係を築き上げていく。本作は、コロナ禍を経たいまだからこそ気づかされる、いつの時代も変わらない愛の原点＝”好きな人にただ会える喜び”を描いていく懐かしくも新しいラブストーリーとなっている。

このたび到着した予告編では、デザイナーの悟がみゆきと出会うシーンから始まる。連絡先を交換せずに週に一度、木曜日に同じ店で会いましょうと約束する2人。そんな彼らの関係性を、悟の親友の高木(桐谷健太)や山下(浜野謙太)らが暖かく見守る。やがて、想いが募った悟はみゆきにプロポーズすることを決意。「来週、みゆきさんにちゃんとお話ししたい事があります」、「私も、お話したいことがあります」と翌週に会う事を約束して笑顔で別れた2人だが、約束のその日、彼女は現れなかった。あたたかさとせつなさに満ちた映像に仕上がり、恋の行方が気になる予告編となっている。

予告編全編をせつなく彩るのは幾田りらによるインスパイアソング「With」。映画本編を鑑賞し、号泣したという幾田が、その勢いでインスピレーションのまま書き上げ、さらに自身の経験とも照らし合わせながら歌詞を紡いでいる。また、劇伴及びインスパイアソングのプロデュースを担当する内澤崇仁は幾田の楽曲に対して「情緒深く、真っ直ぐな愛の強さと繊細さを詩的に表現されており、幾田さんのせつなく美しい歌声にも感動しました」とコメントしている。

あわせて公開された本ポスタービジュアルでは、一筋の涙を流して微笑む悟と、無垢な笑顔を見せるみゆきの表情が切り取られている。ラブストーリーにも関わらず、恋するふたりは上下に分割して配置されており、「会いたい。たとえ何があっても。」というコピーとともに、やがて会えなくなってしまう悟とみゆきの運命を暗示するかのうように仕上がっている。

会えなくなったその先に2人はどんな展開を迎えるのか？愛の原点を描き、涙なしでは見られないであろう本作に期待が高まる。