二宮和也とナチュラルにリンクする、主人公のこだわりの暮らし『アナログ』場面写真が公開
ビートたけしが発表した同名恋愛小説を、主演に二宮和也を、ヒロインに波瑠を迎えて映画化した『アナログ』(10月6日公開)。このたび本作から、二宮演じる主人公の悟の丁寧で豊かな日常を切り取った場面写真3点が解禁された。
手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟は、行きつけの喫茶店「ピアノ」で偶然出会った携帯電話を持たない謎めいた女性みゆき(波瑠)と、連絡先を交換せずに「毎週木曜日に、同じ場所で会う」約束を交わす。かけがえのない時間を積み重ねていくなか、悟はみゆきの素性も知らぬままプロポーズすることを決意。しかし当日、彼女は「ピアノ」に現れず、そのまま姿を消してしまうことに。
みゆきに一途に思いを寄せる悟は、優しい佇まいでありながら人一倍“手作りのぬくもり”を大切にするこだわりの強いキャラクター。朝起きると飼っている魚に餌をやり、窓から差し込む柔らかな日の光に目を細める。部屋は雑誌や模型、工具などにあふれ、眠たそうな表情で向かうのはキッチン。焼き魚と味噌汁、納豆など手際よく朝食を作り、顔を綻ばせながら舌鼓をうつ。プランターでは葉物野菜を栽培し、自分で漬物を漬けるなど、丁寧で豊かな暮らしを送っている。
そんな悟について、みゆき役の波瑠は「二宮さんだからこの悟のキャラクターがうまくいったというか、嘘に見えないんです。二宮さん自身の魅力が悟という人物にすごく自然に流れ込んでいるようなところがありました。でも二宮さんが狙っているのか、狙わずにそうなっているのかが分からないっていう。だからすごいなと思うばかりですね」と感服のコメント。二宮本人とナチュラルにリンクした魅力あふれる悟の人物像に注目しながら、悟とみゆきの純愛の物語を味わってほしい。
文/久保田 和馬
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