「トランスフォーマー」愛が炸裂!中島健人&仲里依紗が語る、映画館で観る醍醐味とアフレコにかけた想い「生半可な気持ちでやってない」
「『僕はちゃんとものすごい熱い想いを持ってます!』っていうのを本作で証明したい」(中島)
――最後になりますが、お2人から本作をこれからご覧になる方に、今回の作品ならではの見どころや映画館の大スクリーンで観るとより一層楽しめる魅力を熱く語っていただけますか?
中島「僕は配信作品もすごく好きだし、携帯や家のプロジェクターで観ることもあるけれど、映画館で観る醍醐味はあの没入観とほかの人と感動を共有できるところだと思います。同じ空間で一緒に過ごしているほかのお客さんと感動を共に味わえるところが、やっぱり映画館のよさだし、ポップコーンやドリンク、パンフレットを買ったりする、鑑賞に付随するアクティビティみたいなものも映画館の楽しみですよね。今回の『トランスフォーマー/ビースト覚醒』には予約限定商品みたいなものもあるし、映画館には子どもも楽しめるアクティビティがあるので、そこも注目していただきたいですね。
映画の内容に関しては…、里依紗さんが一般の方に向けてのメッセージを語ってくれると思うので、僕は『ビーストウォーズ』ファンに向けて言わせてもらいます(笑)」
――担当が分かれているんですね(笑)。
中島「はい。ファンはとにかく感動すると思います。今回は『シリーズ史上最高傑作』と銘打っているんですけど、僕も本当にそうだなって思います。あと『ビーストウォーズ』がハリウッドで実写化されるというのは、もう必然だったと思っていますし、それこそテレビアニメ版もハリウッドを目指してクリエイティブされていたような気もします。これはそんな自分のような『ビーストウォーズ』ファンの願望が叶う映画なんですよ!
そんな本作に、僕のような新参者が急に主人公の声優に選ばれたことに対して、『誰、コイツ?』『俺らの「ビーストウォーズ」をなんだと思っているんだ?』という不満を感じているファンの方もいるかもしれません。なので『僕はちゃんとものすごい熱い想いを持ってます!』っていうのを本作で証明したいんですよね。それぐらいの熱量でアフレコさせてもらったし、僕が演じるノアやビースト戦士たちに本当に注目してもらいたいです。
個人的には、コンボイ(本作での名称はオプティマスプライマル)がハリウッドで実写化したのが本当にうれしいんですよ。本当に好きだったから。ほかにもチータス(本作での名称はチーター)やライノックス、敵対するスカージなどが大暴れするので、ファンはきっと心が踊るはずです。さっきも言ったように、ビースト戦士たち、そしてビーストファンたちの長年の願望がこの映画でついに叶うし、次の願望も見つかると思います!」
仲「スゴい熱量だね!この先もず~っと『トランスフォーマー』に参加したほうがいいかもしれない(笑)。でも、『トランスフォーマー』を知らない新しい方たちにも観てもらいたいし、そこも大事ですよね。それに私はバンブルビーが好きでシリーズを観るようになったけれど、『トランスフォーマー』は男の子の映画っていう印象が強いから、観てこなかった女性も多いと思うんですよ。そういう女性たちにもぜひ観てもらいたい。今回は特にノアと弟のクリスやミラージュを中心としたたくさんのドラマが組み込まれていて、キャラクターたちが選択を迫られる局面も随所で描かれているので、シリーズを初めて観る方にも感動していただける気がするし、絶対に好きになってもらえると思う。それこそ、過去の作品も観てみようという気持ちにさせてくれる作品になっていて、この続きはどうなっていくんだろうっていうワクワク感もあるから、映画館で観ないともったいないですよ!
あと映画館では360度全方向からの音に包まれるから、映画にのめり込めるし、自分がノアやエレーナ、ミラージュになったかのような感覚が味わえる。この手の映画でも最大級の敵も登場するし、『トランスフォーマー』は映画館で観るべき作品のトップだと思います!」
取材・文/イソガイマサト