西村ツチカ原作『北極百貨店のコンシェルジュさん』10月20日公開！本予告＆本ポスタービジュアル

西村ツチカの同名コミックをアニメ映画化した『北極百貨店のコンシェルジュさん』が10月20日(金)から劇場公開されることが決定。本予告や本ポスタービジュアルが解禁された。

本作は2017年に「ビッグコミック増刊号」で連載がスタートし「第25回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門 優秀賞」を受賞した西村ツチカの同名コミックを、『パプリカ』(06)や『風立ちぬ』(13)などの作品に原画として参加し、テレビアニメ「ボールルームへようこそ」で初監督を務めた板津匡覧が自身初の劇場版アニメ監督作として映画化。脚本は、第1回市川森一脚本賞を受賞した「恋するハエ女」や「忘却のサチコ」、「凪のお暇」など数々の話題作を手掛けてきた大島里美が担当する。

豪華スタッフが集結した本作を「ハイキュー!!」、「PSYCHO-PASS サイコパス」、「攻殻機動隊」など、作品のテイストに合わせたハイクオリティな映像に定評があるProduction I.Gが制作。テレビアニメ「風が強く吹いている」で初作画監督を務めた若手実力派クリエイターの森田千誉がキャラクターデザインを担当し、劇中音楽を、プロデューサー、DJとして様々なアーティストのプロデュースや楽曲提供、リミックスを行うtofubeatsが手がける。

新人コンシェルジュとして働く主人公、秋乃役には、アニメ「放課後ていぼう日誌」や「ひげを剃る。そして女子高生を拾う」、「RPG不動産」で鮮烈な印象を残す川井田夏海、百貨店内をなぜかいつも歩いている謎のペンギン、エルルを、2020年声優アワード新人男優賞を受賞し、「【推しの子】」でも注目の大塚剛央が演じる。そして、ケナガマンモスの造形作家ウーリーを「テニスの王子様」、「呪術廻戦」など人気作品に多く出演し、俳優としても活躍中の津田健次郎が演じている。

海外からの注目も集まっている本作は、フランス南東部の都市アヌシーで開催されるアヌシー国際アニメーション映画祭2023の「Screening Events(特別上映)」部門に正式に招待されたほか、本年度のファンタジア国際映画祭にも招待されている。

このたび解禁された本予告は、一度聞いたらクセになる北極百貨店のテーマソングに合わせて、個性豊かな動物のお客様と、色鮮やかに描かれた百貨店の店内が映しだされる。新人コンシェルジュとして働き始めた秋乃は、あらゆる悩みを抱えたお客様の願いを叶えるべく、全力でお客様に向き合うが真っ直ぐ過ぎる思いが空回りをして、上手くいかないこともしばしば。エルルを踏みつけてしまったり、店内で求愛行動を始めたクジャクのお客様へ失礼な言い方をしてしまったり、特に丁重なおもてなしが求められる、V.I.A(絶滅種)のお客様にも怒られてしまったりと、日々悪戦苦闘中。「君はこの百貨店に必要ない」と告げられた際には涙を浮かべながらも、「精一杯のおもてなしをしたい」という想いを持ち続け、全力で仕事に向き合う中で成長していく秋乃。そんな彼女を応援したくなる映像に仕上がっている。

またあわせて公開されているポスタービジュアルでは、笑顔で店内へお客様を招き入れる秋乃を中心に、個性豊かな動物のお客様が勢ぞろい。特大サイズで穏やかな表情を見せるケナガマンモスのウーリーや、心配そうな顔つきで本を抱き抱えるバーバリライオン、背中を丸めながら歩くニホンオオカミの姿など、表情や動きも描写。さらに、こっそりと秋乃の仕事ぶりを観察するフロアマネージャーの東堂や、先輩コンシェルジュの森と岩瀬の姿もあり、従業員と秋乃の関係性も伝わり、動物たちと従業員、それぞれの人生が北極百貨店でどのように交わっていくのか、想像をかき立てられるビジュアルになっている。

さらに本作の主題歌にはMyukの「Gift」が決定。初めて映画主題歌を担当するMyukは「秋乃さんや北極百貨店に訪れるお客さん達のような真心に寄り添えるように、心こめて歌いました。tofubeatsさんのサウンドと映画と共に楽しんでいただけたら嬉しいです！」とコメントを寄せた。

公開前からすでに国内外での注目度が高い本作。映画館のスクリーンで不思議でかわいい世界観に浸りたい。