深海、海上、ビーチを超巨大ザメが襲撃！『ＭＥＧ ザ・モンスターズ２』の“アトラクション”的おもしろさに迫る！
人類未踏の深海を舞台に、迫り来るＭＥＧの恐怖やスリル…
太陽の光がまったく届かないマリアナ海溝。この“人類未踏の地”へジョナスたちは2機の最新鋭の潜水艇で向かうわけだが、神秘的な海の世界は壮観で、一緒に海洋探検をしているような気分になってワクワクさせられる。しかし、そう物事は平和的に進まない。チームがＭＥＧの群れを発見し、一気に緊張感が漂い始める。ちなみに、ここで交尾をしているＭＥＧたちの姿も映しだされ、密かに繁殖していたことにリアリティを持たせているところがおもしろい。
ＭＥＧたちを刺激しないように、さらに奥深くへと進むジョナスたちだったが、そこで謎の海底施設を発見。そこには怪しい作業をしているならず者たちがおり、彼らからの妨害を受け、潜水艇を失ってしまう。突然、危険極まりない海底を歩いて移動することを強いられる研究チーム。一時しのぎの場所として海底施設を目指すも、そこまでの道のりには、無害か危険かもわからない未知の深海生物がおり、ドキドキ感も少しずつ上昇。いつＭＥＧたちが襲って来るかもわからないなか、酸素が残り少なくなっていくという海洋パニックお約束の展開でも楽しませてくれる。生き地獄にさらされるジョナスたちをスクリーン越しに見守りながら、観客は全方位から迫って来る恐怖とスリルに身構えなくてはならない…。もう逃げられない！
ＭＥＧに巨大ダコ、水陸両生の肉食獣がビーチに現れる！
本作の恐怖は深海だけに留まらない。海上へと浮上したＭＥＧたちが海洋を自由に泳ぎ回り、離島にあるリゾートのビーチが襲撃されてしまう。バカンスを楽しむ人々に襲いかかるＭＥＧだけでも厄介なのに、デカい触手を持つ大ダコ“メガオクトパス”、水陸両生の肉食獣“スナッバーズ”といったモンスターまでやって来てしまう。ＭＥＧに喰われ、飲み込まれ、メガオクトパスの触手に捕まって海中に引きずり込まれ、スナッバーズの牙や爪に引き裂かれる人々。大勢がパニックになって逃げ惑う様子はまさに阿鼻叫喚の地獄絵図だ。
“人類最強の男”ジェイソン・ステイサム演じるジョナスの存在感！
でも、大丈夫！「トランスポーター」シリーズ、「ワイルド・スピード」シリーズでおなじみの“人類最強の男”ジェイソン・ステイサム演じるジョナスが、この大惨事に対処するためビーチに現れ、ジェットスキーに乗ってＭＥＧに立ち向かっていく。鋭い歯がびっしりと並んだＭＥＧの巨大な口が、目の前に迫ってもまったく動じないジョナス。巨大生物たちがいくら凶暴でも全然負けそうにないし、観客もいつの間にかジョナスの気分になってアドレナリンが全開に！恐怖を凌駕するワクワクが止まらなくなっていたりもする。
そう、深海、海上、陸上…と、3つの舞台で多彩な最凶モンスターとの超絶バトル、スリリングな頭脳戦が楽しめる本作は、もはや“サメ映画”のカテゴリーに収まりきらない頂上級の“アトラクションムービー”。その興奮とおもしろさを満喫したいなら、スクリーンからＭＥＧが飛び出す3Dや極上の音響と映像美による臨場感がハンパないIMAX、Dolby Cinema、五感を刺激する4Dといった高品質のフォーマットで鑑賞するのもオススメ。友だちや家族と一緒に「ワーキャー！」叫びながら、この“ＭＥＧ ザ・ライド”を堪能すれば、最高の夏の思い出になることは間違いない！
文/イソガイマサト
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