『ポケモン』20周年記念作が首位獲得!夏休み映画は新作5本がランクインする大混戦
各地でうだるような猛暑日を記録し、いよいよ夏本番が迫った3連休の週末。子供たちは夏休みに入り涼しい映画館へ駆け込む人も多かったとみられ、7月15・16日の興収ランキングにも大きな変動があった。そのなかで初登場堂々1位を飾ったのが、「ポケモン」シリーズ20周年記念最新作『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』。
土日2日間で動員43万6000人、興収5億1600万円を記録。この成績は、最終興収21.5億円をあげた前作『ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ』(16)を大きく上回り、子供から大人まで幅広い客層からの支持を得て絶好のスタートを切った。
続く2位には、「週刊少年ジャンプ」連載の空知英秋原作による大ヒットコミックを小栗旬主演で実写映画化した『銀魂』が初登場。
土日2日間で動員39万2800人、興収5億4100万円をあげ、17年公開の邦画実写映画ではオープニング2日間の興収No.1の成績に。オープニング4日間の累計興収は9億8200万円に達し最終興収50億円突破にも期待がかかる。TVドラマ「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一が監督を務め観客の満足度は高く、早くもリピーターが続出している。
ピクサー・アニメーション・スタジオの人気シリーズ第3作『カーズ/クロスロード』は4位にランクイン。オープニング2日間で動員25万2000人、興収3億2000万円をあげ、世代交代・人生の岐路といったテーマが大人の層にも響いているようだ。
7位には、榎宮祐によるライトノベルが原作で、14年に放送されたテレビアニメの劇場版『ノーゲーム・ノーライフ ゼロ』が初登場。日本の「スーパー戦隊」シリーズを英語版にローカライズしたテレビドラマを、最新の映像技術を用いて映画化した『パワーレンジャー』は9位スタートとなった。
2週連続首位をキープしていた『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』は3位に後退するも、公開17日間で動員287万人、興収41億円を突破。先週2位スタートを切った『メアリと魔女の花』は5位に着け、累計興収は12億円を突破している。夏休み本番となる今後のランキングの行方にも、引き続き注目したい。【トライワークス】