ミシェル・ヨーが主演兼監督のケネス・ブラナーを「先見の明がある」と称賛!『名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊』で2人が対決…
「脚本には恐怖を感じ、あらゆる影の背後になにかが潜んでいるような感覚を覚えました」(ミシェル・ヨー)
ミシェル・ヨーが演じたレイノルズは、戦争看護婦として従軍していた過去を持つ謎めいたキャラクターだ。彼女は自分が世界最高の霊能者であり、死者の霊と会話できると信じており、ハロウィンの夜に死んだ女性の声を聞き出す降霊会を開催する。
ミシェル・ヨーは予測不能なストーリーについて「脚本には恐怖を感じ、あらゆる影の背後になにかが潜んでいるような感覚を覚えました。ポアロが自分の正気を疑い始めるという点が、脚本上で最も巧妙な部分でした」という感想を述べた。
ブラナーについては「監督である俳優と仕事をするのは楽しいです。監督であり、指揮をするので、なにを要求するのかを教えてくれますから」と好印象だった。
「私からすれば、ケネスは先見の明があり、全体像を見ている人。俳優として、私たちはとても利己的です。でも、どうして自分がこの作品の一部になったのか、全体が一体となって動いていることを理解しなければなりません。それは誰も1人ではできないことです」と、俳優兼監督の二刀流であるブラナーのすばらしさを称えた。
最後にブラナーが、日本の観客に向けてメッセージをくれた。「我々の映画、そして映画全般へのたゆまぬ支援に、いつも感謝しています。日本のファンの皆さんは世界中で最も情熱的な人たちです。だから私は日本に行ってファンの皆さんと交流するのが大好きです。我々にとっても、皆さんの支援が大切です。これからもぜひ映画館に足を運んでください。皆さんの支援に心から感謝します」。
文/山崎伸子
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