『ミステリと言う勿れ』がロケットスタート！公開4日間で興収11.6億円を突破

敬老の日を含む3連休の週末となった9月15日から9月17日までの全国映画動員ランキングが発表。2022年1月期にフジテレビ系列で放送され人気を博したテレビドラマの劇場版『ミステリと言う勿れ』(公開中)が、抜群の成績を挙げて初登場で1位を飾った。

菅田将暉演じる天パーの大学生“久能整”がカムバック！

【写真を見る】原作の人気エピソード“広島編”が映像化！久能整のおしゃべりがスクリーンで炸裂[c]田村由美/小学館 [c]2023 フジテレビジョン小学館 TopCoat 東宝 FNS27社

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田村由美の人気漫画を菅田将暉主演で実写化した『ミステリと言う勿れ』。原作ファンの間でも人気の高いエピソードとして知られる“広島編”を満を持して映像化した本作が、初日から3日間で観客動員60万9600人、興行収入8億5000万円を記録。祝日を加えた4日間の成績では、動員85万4000人、興収11億6900万円と、はやくも動員100万人の大台突破が見えるロケットスタートとなっている。

歴代プリキュアが大集合！20周年を記念した『映画プリキュアオールスターズF(エフ)』[c]2023 映画プリキュアオールスターズＦ製作委員会

『ミステリと言う勿れ』を含み、今週は大挙5作品が初登場でトップテン入りを果たしている。2位にはテレビアニメシリーズ20周年を記念して歴代のキャラクターたちが一堂に介した『映画プリキュアオールスターズF(エフ)』(公開中)がランクイン。初日から3日間では動員35万7000人、興収4億3700万円。祝日までの4日間では動員48万8000人、興収5億9100万円を記録した。

『グランツーリスモ』や『アリスとテレスのまぼろし工場』は何位に？

世界的人気を誇る日本発のドライビングシミュレーションゲームから生まれた実話を、『第9地区』(09)のニール・ブロムカンプ監督が映画化した『グランツーリスモ』(公開中)は4位に初登場。

アガサ・クリスティ×ケネス・ブラナー第3弾『名探偵ポアロ：ベネチアの亡霊』も初登場[c] 2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.

ほかにも、“ミステリの女王”アガサ・クリスティの原作をケネス・ブラナーが監督・主演で映画化した人気シリーズの第3弾『名探偵ポアロ：ベネチアの亡霊』(公開中)は6位に、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の脚本家としても知られる岡田麿里がメガホンをとった『アリスとテレスのまぼろし工場』(公開中)は8位に、それぞれランクインしている。

岡田麿里の監督第2弾『アリスとテレスのまぼろし工場』は8位に[c]新見伏製鐵保存会

また、前週2位だった『ホ―ンテッドマンション』(公開中)は3位に粘り、累計動員100万人に到達。公開10週目を迎えた『君たちはどう生きるか』(公開中)は累計で動員546万人、興収81億6000万円を突破。『キングダム運命の炎』(公開中)は累計で動員370万人、興収52億9800万円となっている。

そして、公開7週目でランキング外となった『しん次元！クレヨンしんちゃん THE MOVIE 超能力大決戦〜とべとべ手巻き寿司〜』(公開中)は、18日までの公開46日間の累計成績で動員190万人、興収23億円を突破。『映画クレヨンしんちゃん　オラの引越し物語〜サボテン大襲撃〜』(15)の最終興収22億9000万円を上回り、シリーズ歴代最高成績を叩きだした。

「クレヨンしんちゃん」最新作が、シリーズ最高成績を樹立！原作元から描き下ろしイラストが公開に[c]臼井儀人/しん次元クレヨンしんちゃん製作委員会

以下は、1～10位までのランキング(9月15日〜9月17日)

1位『ミステリと言う勿れ』
2位『映画プリキュアオールスターズF(エフ)』
3位『ホーンテッドマンション』
4位『グランツーリスモ』
5位『劇場版シティーハンター天使の涙(エンジェルダスト)』
6位『名探偵ポアロ：ベネチアの亡霊』
7位『こんにちは、母さん』
8位『アリスとテレスのまぼろし工場』
9位『君たちはどう生きるか』
10位『キングダム運命の炎』

今週は、キアヌ・リーヴス主演の人気アクションシリーズ第4弾『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(9月22日公開)、「ミュータント・タートルズ」の劇場アニメ最新作『ミュータント・タートルズ：ミュータント・パニック！』(9月22日公開)、指原莉乃プロデュースのアイドルグループ「=LOVE」の全国ツアーに密着したライブフィルム『=LOVE Today is your Trigger THE MOVIE』(9月22日公開)などが公開を控えている。

文/久保田和馬