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YOSHIKIが日本人初の快挙!米チャイニーズ・シアターに名を刻み、喜びを英語でスピーチ

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YOSHIKIが日本人初の快挙!米チャイニーズ・シアターに名を刻み、喜びを英語でスピーチ

『YOSHIKI UNDEER THE SKY』(公開中)で映画の初監督も果たしたYOSHIKIが、ハリウッドを象徴するTCLチャイニーズ・シアター(アメリカ・ロサンゼルス)のセレモニーにて自身の手形・足形を刻んだ。

YOSHIKI、喜びのXポーズ!
YOSHIKI、喜びのXポーズ!

このセレモニーに日本人が選出されるのは、約100年の歴史において初の快挙となり、アジアでもアーティストとしては初となった。チャイニーズ・シアター約100年の歴史で、これまでにこの栄誉を受けて来た300ほどの選ばれし世界的著名人たちとともに、名が刻まれる。なお、この栄誉は既に2,700名を超える著名人の名前入りの星が刻まれた「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム」の刻印に選出されるよりも遥かに稀なものだ。

左から・イ・ビョンホン、YOSHIKI、ガイ・オセアリー
左から・イ・ビョンホン、YOSHIKI、ガイ・オセアリー

セレモニーでは、YOSHIKIの名前、手形、足形の順に型が取られ、最後にはドラムスティックが埋め込まれた。ゲストスピーカーとして、YOSHIKIと親交の深い世界的俳優のイ・ビョンホン、『マトリックス』(99)など映画のサウンドトラックを多数世に送り出した名音楽プロデューサーで、マドンナのマネージャーでもあるガイ・オセアリー、YOSHIKIの親友であるKISSのジーン・シモンズが出席。

【写真を見る】イ・ビョンホンとXポーズを決めるYOSHIKI
【写真を見る】イ・ビョンホンとXポーズを決めるYOSHIKI

YOSHIKIへのお祝いとして、イ・ビョンホンは「彼の手形と足形が自分の近くにあるのがうれしい。彼の音楽は30年たっても輝き続けており、今後も永遠に輝き続けると思います」と、ガイ・オセアリーは「彼に現状維持はなく、常に上を目指し続けています。ここまで来るには想像を絶する苦労があったと思います。本当におめでとうございます」と、ジーン・シモンズは「今日は稀有な存在で、マルチな才能を持つロックスターを紹介します。ぜひ彼の音楽を聴いてください。人生が変わります」とそれぞれがこの快挙についての敬意と祝福の意を述べた。

そしてYOSHIKIは流暢な英語でスピーチ。「ファンの皆さん、あなたたちのおかげで私はいま、ここにいます。諦めようと思ったことは数え切れませんが、諦めなかったのは、常にファンの皆さんがいてくれたから。そして母がいてくれたからです。僕はずっと、不可能はないことを証明したいと思っていました。アジア人、日本人で英語がしゃべれなくてもアメリカンドリームを成し遂げられること、人種に関係なく成し遂げられることを証明したかった。そしていま、僕はアーティストとしてだけでなく、つい最近映画監督にもなりました。とても信じられません。
最後に、母に感謝を伝えたいです。ハリウッドに来て頑張ってきましたが、それゆえに母とあまり同じ時間を過ごすことができませんでした。母は昨年他界しましたが、いまここで自分と一緒にいるような気がしています。この貴重な時間を、いつも自分を信じてくれた母に捧げたいです。改めて、皆さんには本当に心から感謝してます。僕がここに来れたのだから、あなたたちも必ず夢を叶えることができます。自分を信じてください。不可能はない。自分自身のロックスターでいてください」と、感謝の言葉を述べ「Nothing is impossible(不可能はない)」という強いメッセージを残した。

こちらがYOSHIKIの名前と手形、足形
こちらがYOSHIKIの名前と手形、足形

さらに同日夜にはチャイニーズ・シアターにて、YOSHIKIが初監督を務めた音楽ドキュメンタリー映画『YOSHIKI:UNDER THE SKY』のハリウッドプレミアも開催された。上映後には感動して涙する観客が続出し、日本、ニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルスと続いた各国でのプレミアは感動の涙で埋め尽くした。


笑顔でポージング
笑顔でポージング

なお、YOSHIKIは現地時間10月20日(金)に、アカデミー賞の授賞式会場として有名なロサンゼルス・ドルビーシアターにて、自身のクラシックコンサートを開催。本公演は、クラシカルワールドツアーの一環で、10月7日(土)の東京公演からスタートし、前週10月13日(金)には英ロイヤルアルバートホール、さらに翌週の10月28日(土)には米ニューヨーク・カーネギーホールで公演が行われる。

文/山崎伸子

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