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「チェンソーマン」ザ・ステージの土屋直武、梅津瑞樹、甲田まひる、平野綾に独占インタビュー!「2.5次元作品の楽しさを伝えたい」

インタビュー

「チェンソーマン」ザ・ステージの土屋直武、梅津瑞樹、甲田まひる、平野綾に独占インタビュー!「2.5次元作品の楽しさを伝えたい」

藤本タツキの大人気コミック「チェンソーマン」初の舞台化作品「チェンソーマン」ザ・ステージが10月1日(日)まで天王洲 銀河劇場、10月6日(金)から10月9日(月・祝)まで京都劇場にて上演中だ。2018年より「週刊少年ジャンプ」にて連載が開始し、2022年7月からは第二部が「少年ジャンプ+」にて連載中、同年10月から放送されたTVアニメは国内外で大きな話題に。そんな本作の初舞台化が発表されると、原作、アニメ、舞台ファンが熱視線を送り、唯一無二のダークな世界観が舞台でどのように描かれるのか注目を集めた。

 現在上演中の「チェンソーマン」ザ・ステージ
現在上演中の「チェンソーマン」ザ・ステージ[c]藤本タツキ/集英社・「チェンソーマン」ザ・ステージ製作委員会

MOVIE WALKER PRESSでは、稽古初日を迎えるタイミングで、主人公デンジ役の土屋直武、クールなデビルハンター・早川アキ役の梅津瑞樹、破天な血の魔人・パワー役の甲田まひる、内閣官房長官直属のデビルハンター・マキマ役の平野綾らキャスト陣を直撃!様々なジャンルのファンから注目を集める本作にかける想いや演出への期待、『チェンソーマン』の世界観についてのトークを繰り広げた。

「とにかく皆様を驚かせたい!」(土屋)

 【写真を見る】大注目の舞台「チェンソーマン」ザ・ステージ、メインキャスト4人を撮り下ろし!自身が演じるキャラクターへの想いとは?
【写真を見る】大注目の舞台「チェンソーマン」ザ・ステージ、メインキャスト4人を撮り下ろし!自身が演じるキャラクターへの想いとは?撮影/YOU ISHII ヘアメイク/高良まどか(平野綾担当)、齊藤沙織(土屋直武・梅津瑞樹担当)、山口かな子(甲田まひる担当) スタイリスト/大園蓮珠(平野綾担当)、吉田ナオキ(梅津瑞樹担当)

――明日から稽古がスタートするとのこと。現在の心境を教えてください。

土屋「出演が決まってからは『なんでもやります!』という気持ちになっていますが、まだ僕自身も、どのような舞台になるのかは見えていないというのが正直なところです。舞台化が決まってから『どうやって舞台化するんだろう』という声をたくさん聞きますが、とにかく皆様を驚かせたいと思っています」

梅津「原作を読んだ時は『こんなにおもしろい漫画があるんだ』と一気に惹き込まれました。舞台のなかで、どのような表現をするのか、自分なりの想像を膨らませながら期待しているところです。舞台だからこそ、表現しやすい部分もあるのかなとも感じています」

甲田「漫画やアニメに疎い私でも人気があることを知っていた作品です。非現実的なキャラクターやセリフをどう表現するのか。とても楽しみですし、それこそが作品の魅力だとも思っているので、楽しみにしている方の期待を裏切らないようにがんばりたいです」

平野「(演出の)松崎さんが事前にイメージボードを作っていて、その時点で圧倒される表現が描かれていて、まずそこで一度ゾクっとして。実際にこの表現ができるのだったら、本当に皆さんの度肝を抜けるようなものになると思っています。正直、私自身も想像が追いついていない部分も多くありますが、楽しみでしかありません。歴史あるジャンプ作品のなかでも、これだけのダークヒーローは異質。新たな作品をやらせていただけることにもうれしさを感じています。稽古に入るのをずっと楽しみにしていました」

甲田「私もです!大変だろうけれど、楽しみのほうが勝っています」


 アキ役の梅津瑞樹(左)、デンジ役の土屋直武(右)
アキ役の梅津瑞樹(左)、デンジ役の土屋直武(右)撮影/YOU ISHII

――ストーリーや世界観、キャラクターにはどのような印象を持っていますか?

土屋「アニメも漫画も、死の描き方がすごくリアル。現実離れした世界観で、ぶっ飛んだキャラクターが出てくるけれど、そういう描写があることですごく現実味を感じました」

梅津「たしかに。ポップと陰鬱のバランスも絶妙だと思います。ノワール映画のような無情さもあり、ポップさもちゃんとあって、振り幅がおもしろい作品です。舞台ではどのように見せるのか。そのバランスも、アニメと舞台では違いが出るのかどうかも含めて楽しみです」

甲田「漫画は1話から大号泣でした。デンジくんにポチタが入るところで涙腺崩壊です。毒っぽさもありつつ、泣けるポイントがあるのが私的にはすごく好きで。舞台でそういう表現をお見せするのも楽しみです」

平野「藤本先生はかなり映画好きのようで、漫画のコマ割がすごく映画っぽいんですよね。まるで映画のカット割みたいな感じ。アニメではそれをMAPPAさんが全部きちんと映像化して、これでもかというくらいに見せつけられた感があります。そんな世界観を2.5次元の舞台で表現することは、すごい挑戦だと感じています」

 マキマ役の平野綾(左)、パワー役の甲田まひる(右)
マキマ役の平野綾(左)、パワー役の甲田まひる(右)撮影/YOU ISHII

――お互いの役で、演じ方や見せ方で気になっていることや期待していることはありますか?

梅津「マキマさんです」

平野「舞台ではどんな表現になるのか。すごいことをしてくれそうな気がしてワクワクします」

梅津「僕は舞台上でタバコを吸うシーンの楽しみがあります(笑)もちろん本物ではありませんが、そういった役を演じる機会がなかなかなかったので、貴重な経験ができそうだなと思っています。あと、僕はこれまでの舞台経験上、殺陣は二刀でやることが多かったのですが、アキは一刀スタイル。今回の殺陣も楽しみです!」

デンジは公安に入り、先輩のアキとバディを組むことに
デンジは公安に入り、先輩のアキとバディを組むことに[c]藤本タツキ/集英社・「チェンソーマン」ザ・ステージ製作委員会

――ぶっ飛んだキャラクターが多い作品ですが、そのなかでも共感できる部分はありましたか?

土屋「どんなに嫌なことをされた相手でも、一緒にいることで情が湧いてきたりするもの。デンジとアキも喧嘩ばかりしていますが、負傷して血が止まらないアキに対して、デンジが突き放すことなく『止められないのか?』と気遣う様子を見せるところは『わかる!』と思いました」

梅津「最初、デンジとアキは犬猿の仲という感じ。僕もデンジみたいなヤツが日常にいたら、結構腹が立つかもしれないので(笑)、デンジとアキがお互いにつっかかる気持ちは理解できました」

 「血の魔人」パワーもデビルハンターとなり、デンジやアキと悪魔を討伐する
「血の魔人」パワーもデビルハンターとなり、デンジやアキと悪魔を討伐する[c]藤本タツキ/集英社・「チェンソーマン」ザ・ステージ製作委員会

甲田「パワーちゃんって、自分の言ったことが周囲に適当に流されがち。はいはい、もういいよみたいな感じで、気づけば1人で喋っていたりすることもすごく多いですよね。かわいいなと思う部分でもあるし、わたしもそういうことよくあるなと共感できました(笑)」

平野「ビジュアル撮影の時から、細部まですごくこだわりを感じて、プロフェッショナルが集まっている現場だとよろこびを感じました。デンジくんと2人きりでビジュアル撮影もしていて…。初めましての時でしたよね?」

土屋「はい。めちゃくちゃ緊張しました」

平野「全然目を見てくれないから、なんかビビらせるようなことをしちゃったかなと心配になっちゃって…」

梅津「(笑)」

平野「マキマのなにを考えているかわからない、つかみどころがない雰囲気は自分と似ている気がします。得体の知れない感じというのでしょうか。本作を通して、いろいろな経験値を詰め込むことができるかな、なんて期待しています」

 デンジの上司であるマキマは、内閣官房長官直属のデビルハンター
デンジの上司であるマキマは、内閣官房長官直属のデビルハンター[c]藤本タツキ/集英社・「チェンソーマン」ザ・ステージ製作委員会
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