「チェンソーマン」ザ・ステージの土屋直武、梅津瑞樹、甲田まひる、平野綾に独占インタビュー!「2.5次元作品の楽しさを伝えたい」
「舞台ならではの答えを、ぜひ体感していただきたい」(平野)
――チェンソーマン、サムライソードのビジュアルもインパクトがありました。
梅津「撮影を横で見ていたのですが、すごくかっこよくて。パソコンに撮影された画像が上がってくるたびに『おぉ!』って画面に見入っていました。あとはノコギリ部分が回転すれば、完璧じゃないですか?本当にリアルで驚きました」
平野「あの姿でどうやって前を見て戦うのかを想像するだけで楽しいですよね。私は出演者ですが、客席の真ん前で観たい!という気持ちです。意外と人力な演出も多い舞台なので、キャスト、スタッフがマンパワーでがんばる姿も楽しんでいただきたいです」
甲田「写真だけでもすごい迫力だと思いました。重そうだし動くのも大変そうで、私にはできない役かも(笑)。チェンソーマン、サムライソードの動きには、完全にお客さん目線で楽しみにしています」
――みなさんも演出や表現を楽しみにしている様子が伝わってきました。上演を楽しみにしているファンに向けて、「チェンソーマン」ザ・ステージの魅力、アピールポイントをお願いします。
土屋「『チェンソーマン』ザ・ステージで初めて2.5次元作品を観てみようと思う、というコメントをたくさん見かけました。僕も、自分が出演するまでは2.5次元というこんなにおもしろいエンターテインメントがあるのを知りませんでした。先日、ジャンプショップに行ったら舞台のチラシが置いてあって、海外の方がたくさん手にとっていて。日本の漫画やアニメの人気は海外でもすごいけれど、『チェンソーマン』を舞台化したチェンステが、少しでも多くの方に2.5次元作品を知っていただけるきっかけになればいいなと思っています」
梅津「最近、『ナショナル・シアター・ライブ』で『ライフ・オブ・パイ』という舞台を映像化してスクリーン上映するというのをやっていましたが…」
平野「私、イギリスまで観に行きました!」
梅津「いいなー!」
平野「今度、パンフレットお貸しします!」
梅津「ありがとうございます!『ライフ・オブ・パイ』では虎をパペットで表現するなど、海外の演出では斬新なものがたくさん生まれています。日本でも取り入れ始めていたりするので、『チェンソーマン』の脚本、演出を担当する松崎(史也)さんも様々な手法を考えているはずです。見たことがない、驚くような演出も期待してください!」
甲田「『チェンソーマン』への出演が決まって、いくつか2.5次元の舞台を観に行きました。その中にはお芝居はもちろん、ライブパートがあってお客さんがペンライトを振っていたり、一緒に歌うような舞台もあったりして、一体感で楽しい気持ちになりました。私が感じた楽しさを『チェンソーマン』でも感じていただけるようがんばります!」
平野「昨今の2.5次元作品はとてもクオリティが高く、世界に進出できるジャンルとして築き上げられているので、まだ『チェンソーマン』の稽古も始まらない状態で言うのもなんですが、期待していただける作品になっていると思います。世界に出せるような、日本オリジナルの舞台。そんな作品になるはずです」
土屋「強い心臓を持って劇場に来ていただきたいです。というのも、原作同様、舞台もかなり衝撃が強いはず。約3時間という長丁場の舞台から浴びる衝撃に耐えられる心臓を持ってご来場ください!」
梅津「『チェンソーマン』という作品がどんな表現に行き着くのか。とにかく気軽に観に来ていただきたいです。原作を読んでも読まなくても楽しめます。手ぶらで大丈夫です。上演時期は秋ですが気分はTシャツ、短パンくらいの軽装でぜひご来場ください」
甲田「想像していないようなことが起こると思います。キャラクターの個性が強くて、漫画を読んでいる時には、推しがコロコロ変わりました。舞台では、このシーンではこの子!みたいに推し変を楽しむのもおすすめです」
――ちなみにみなさんの推しキャラは?
甲田「舞台だと谷口(賢志)さんが演じる岸辺のビジュアルを見た時に『まんまじゃん!』って好きになりました。パワーちゃんとの絡みも楽しみにしています」
土屋「漫画での僕の推しキャラはコベニちゃん。クセはかなり強いけれど、いまだ謎多きキャラクターなので、今後の動きにも注目しています」
梅津「僕はサメの魔人。あいつはめちゃめちゃいいヤツ!漫画でもアニメでも大好きなキャラクターです」
平野「サメの魔人がパンイチなので…、パンイチ繋がりで私はサムライソードで。ビジュアル的にある意味最強ですよね(笑)。舞台には仕上がり具合の良いキャストが揃っています。舞台には舞台の答えがあると思うので、ぜひ体感していただきたい!ハードルの高い挑戦がここから始まっていきますが、怪我なく完走できるように、チームワークを重視してがんばっていきたいです」
取材・文/タナカシノブ