「とにかく圧巻!」「これは“命”と“愛”にまつわる物語」『ザ・クリエイター/創造者』を映画ファンが推す理由に迫る
「AIとの決別か共存か」未来について考えさせられるリアリティ
本作におけるAIは、日々の生活の補助から医療、警察、スポーツや娯楽にも浸透。機械的なロボットAIもいれば、一見すると人類と区別のつかない模造人間というAIも現れ、人間とAIが深く関わり合った社会が形成されている。そのなかで、AIが家族を作ったり、人間とAIの間で特別な絆が生まれたりもしており、逃避行のなかで父子のような関係性を築いていくジョシュアとアルフィーの存在は、観る者に様々な感情を思い起こさせる。ChatGPTなどAIが身近になり、その関わり方についても議論が交わされる現代社会において、本作はまったくの絵空事とは言えず、そのリアリティさについても多くの声を聞くことができた。
「近未来、これが現実になるのでは!?ロボットやAIとの共生は可能なのか!?スピード感があって世界観にのめり込んでしまいました」
「AIとの決別か共存か。SF映画でありながら、実際にありそうだと感じる世界観がすてきでした」
「『AIも人間と同じ』という台詞にグッときました。AIと共存している世界…こんな世界もありかなと思いました」
「なにを以って人間とAIを区別するのか?そう考えさせられた」
このほかにも、「“人間vs.AI”のよくある話。と思いきや、すべてが予想の逆を行く」や「明らかにほかのSFとは一線を画す創造性やアイデア、発展途上のアジアの風景と近未来技術の調和、まったく違和感がなく観ていて居心地がよかった!この世界観をもっと観たい」といったコメントもあり、日本の観客も大満足している様子。映像やアクションに興奮し、ドラマ性には感動させられる『ザ・クリエイター/創造者』は、未来社会を描く予言的な作品としても観逃せない!より大きなスクリーンで、その世界観をたっぷりと堪能してほしい。
構成・文/サンクレイオ翼