『37セカンズ』「BEEF/ビーフ」のHIKARI監督、新作長編『Rental Family』でサーチライト・ピクチャーズとタッグ!
長編監督デビュー作『37セカンズ』(19)で第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門の観客賞と国際アートシネマ連盟賞を受賞し、日本国内でも数多くの映画賞に輝いたHIKARI監督の新作長編映画『Rental Family』の配給権をサーチライト・ピクチャーズが獲得したことがわかった。「The Hollywood Reporter」が報じている。
本作は、東京で暮らす落ちぶれたアメリカ人俳優が日本のレンタルファミリー会社に雇われ、他人の人生を演じることを通して自分自身を発見していく物語。HIKARI監督が共同脚本とプロデュースを務め、今年のサンダンス映画祭で審査員大賞を獲得した『A Thousand and One』などを手掛けた制作会社Sight Unseenのエディ・ヴァイズマンとジュリア・レベデボフも参加するとのこと。
ロサンゼルスを拠点に活動しているHIKARI監督は、『37セカンズ』で国際的評価を獲得した後、マイケル・マンが製作総指揮を務めた国際共同制作ドラマ「TOKYO VICE」の第4話・第5話で監督を務め、Netflixのリミテッド・シリーズ「BEEF/ビーフ」ではパイロット版も含む3エピソードを監督。同作は第75回プライムタイム・エミー賞で13部門にノミネートされるなど好評を博した。
報道によれば『Rental Family』は現在キャスティング作業が進行中とのことで、来年春にも日本で撮影が行われる予定。詳しい公開日などは未定。続報を楽しみに待とう!
文/久保田 和馬
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