高良健吾主演映画『罪と悪』佐藤浩市、椎名桔平、村上淳が新たに出演決定
<キャスト、スタッフコメント>
●佐藤浩市(笠原役)
「今回ワンシーンだけの参加でしたが、ロケ地福井の皆さんの協力を含め、物造りの熱さを感じた現場でした。齊藤監督、高良健吾くん、『罪と悪』のオールスタッフ、キャストの皆さん映画の完成おめでとうございます!」
●椎名桔平(佐藤役)
「名だたる監督たちの助監督を経験してきた齊藤勇起監督。自ら脚本を書き、イーストウッドの『ミスティックリバー』のような震える映画を撮るという。3人の少年が起こした事件が其々(そそ)の人生に重くのしかかっていく。こんな骨太な人間ドラマは大好きだ。監督の故郷でもある福井の長閑な風景の中、きっと震えさせてくれる映画が生まれるとワクワクしています」
●村上淳(清水役)
「齊藤さんが撮る。オファーをいただいた。そこに断る理由はひとつもありませんでした。監督の細部にわたる“こだわり”を垣間見れたいくつもの瞬間。僕は高良健吾くんと絡むシーンが多かったのですが“その瞬間に起こった心の動き”は間違いなくキャメラがとらえていたと思います。高良くんとの共演については、先輩、後輩やキャリアの長さは無関係としてお聞きいただけたらと思います。素晴らしく“いい眼”をしていました。キャラクターとのシンクロ率が高かったからでしょう」
●齊藤勇起(監督、脚本)
Q. 佐藤浩市さんのキャスティングに関して聞かせてください
「圧倒的な存在感を求めて早い段階から勝手にイメージしていました。オファーを受けていただいてから書き上げたキャラクターです。その役が今作でも重要な役割を担うことになり結果、大変感謝しております。キャスティングまでの一連の流れは必然だったのかも、とまで。イメージを伝えてからは様々なアイディアを提案してくださり、役の肉付けがはかどり、予想以上のシーンとなり感無量でした。レールでのトラックバックカットの撮影ではセリフのタイミングも流石!のテクニックに息を呑ませてもらいました」
Q. 椎名桔平さんのキャスティングに関して聞かせてください
「背後に“なにか”を感じる役のイメージ通りだと思いお願いしました。撮影しながらもイメージを超えてくる姿に唸っておりました。桔平さんが出るすべてのシーンでディスカッションさせてもらい、こちらの相談をいつも快く聞いてくれてアイディアを出しあうことができ、作品への反映はとても大きかったです。落ち着いた佇まいからも程よい緊張感が放たれていて、桔平さんのシーンは撮影後も充実感が大きかったのを覚えています。物語の軸を強く締めてくれて感謝しております」
Q. 村上淳さんのキャスティングに関して聞かせてください
「いままでご一緒させてもらうたびに様々な表情、視点を見せてくれてきた俳優さんです。いままでは自分ではなく、ほかの方が作られた役を演じている姿を見ていましたが、自分が作り上げたキャラクターをどう演じてくれるか大きな期待と信頼を寄せてキャスティングさせてもらいました。撮影時もこちらの意図を聞いてくれた上で演じていただき、困った時にはアイディアを出してもらったりと、頼りにさせてもらいました。クランクインから参加してもらって良い流れで撮影に入らせてもらい気持ちに自信を持たせてもらい、感謝しています」
文/山崎伸子