『ボーはおそれている』前代未聞のオデッセイスリラーに期待が高まる本予告映像&本ビジュアル
『へレディタリー/継承』(18)、『ミッドサマー』(20)のアリ・アスター監督の最新作『ボーはおそれている』(2024年2月16日公開)。このたび、本作より、本予告映像および本ビジュアルが解禁となった。
『ジョーカー』(19)でアカデミー賞主演男優賞を受賞し、現在公開中の『ナポレオン』でも主演を務めるホアキン・フェニックスが主演を務める本作。日常のささいなことでも不安になる怖がりの男ボー(フェニックス)はある日、さっきまで電話で話していた母が突然、怪死したことを知る。母のもとへ駆けつけようとアパートの玄関を出ると、そこはもう“いつもの日常”ではなかった。現実か妄想か、それとも悪夢なのか、次々に奇妙で予想外の出来事が起こる里帰りの道のりが描かれる。
今回解禁されたのは、母の元へ帰省するつもりが、壮大な旅を体験するフェニックスの姿が切り取られた本予告映像。「ママが怪死した」という突然の電話連絡で、茫然自失となったボーは、しばらく会ってなかった母に会いにいくことを決心。しかし、その瞬間から彼は、現実か妄想か分からない壮大な旅に巻き込まれていくことに。ママと過ごした美しい少年時代の思い出から一転、「あなたの旅ははてしなく続く」という予言のような女性の不吉なメッセージが不穏に響きわたり、次から次へと現れる不思議な人々、予想もしなかった奇想天外な出来事、襲いくる危機、消えない不安が映しだされていく。前代未聞のオデッセイ(帰省)スリラーが垣間見える映像だ。
また、本ポスターには「あらゆるすべてをこわがるボー」が写されている。全身が揺らいでいるボーのパジャマのポケットには少年時代のボーの顔が。その周囲には彼が旅の途中で遭遇する様々な風景や人物が散りばめられている。「ママ、きがへんになりそうです」というキャッチとともに、世界最狂の帰省を示すデザインになった。
アスター監督&ホアキンコンビは本作でどのような恐怖を描きだしているのだろうか?今後の続報にも期待が高まる。
文/鈴木レイヤ