水上恒司、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』共演者から幽霊に間違われる「キャー!と叫んだ」

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水上恒司、『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』共演者から幽霊に間違われる「キャー!と叫んだ」

シリーズ累計発行部数85万部突破の汐見夏衛による小説を映画化した『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』。12月8日には都内映画館で公開初日舞台挨拶が実施され、W主演の福原遥と水上恒司、共演の伊藤健太郎、嶋崎斗亜、上川周作、小野塚勇人、出口夏希、そして成田洋一監督が参加した。

【写真を見る】共演者から幽霊と勘違いされる?
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撮影中の思い出を聞かれた出口は「鶴屋食堂の写真を撮りたくて鼻歌を歌いながら食堂の中に入ったら、何かいるなとは思ったけれどそれが人だとは思わなくて…。そうしたら水上さんが暗い中でジッと座っていて。本当に幽霊だと思ってキャー!と叫んだのを覚えています」と回想。出口から「意外とおもろい人だなと思った」と評された水上は「暗闇にいる俳優として頑張りたいと思います!」と謎の意気込みを口にしていた。

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』舞台挨拶に参加した水上恒司

そんな水上は、本作に並々ならぬ想いがある様子。観客に向かって「2時間という短さで戦争というものを描きました。この作品に出ているのは戦争のごく一部です。人類の戦争史上で被害者と加害者がはっきり分かれているものはないという事を踏まえて、日本が平和なうちに両方の立場を冷静に見て、この映画を通して戦争について知ろうと思ったり、伝えていこうと思ってくださったとしたら、今この時代にこの作品を公開した意味があると思います」と熱っぽくスピーチ。

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』舞台挨拶に参加した福原遥
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』舞台挨拶に参加した福原遥

福原も「自分の大好きな人と一緒に過ごす時間は当たり前じゃなくて、普通に生活していることが幸せだと作品を通して感じた。描かれているのは戦争のほんの一部。このようなことが実際にあったことを若い方に知っていただきたい」と呼び掛けた。

完成した作品を観て号泣したという伊藤。「完成した作品を貸し切り状態の中で観たので、人目を気にすることなくワンワン泣いて、目がパンパンに腫れました。福山雅治さんの『想望』の歌詞と内容が繋がるところがあるので、エンドロールで泣けるという初めての経験をしました」と述べた。

Lil かんさいのメンバーと本作を観た嶋崎は「観終わった時にメンバーの鼻をすする音が聞こえたり、良かったよという感想をいただいたり。身近な人たちから感想をいただけたのが嬉しかった」とニッコリ。成田監督から「開始10分くらいから泣いていた」と暴露されると「序盤から泣いて、そこからずっと泣きっぱ!」と照れ笑いだった。

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』舞台挨拶に参加した嶋崎斗亜

また本作のタイトルにちなんで、「おばぁちゃん家で、またレッティーと出会えたら。」とフリップに記した福原は「何をするにも一緒にいて、いとこ8人もみんな大好きなワンちゃん。足が短くて太っていてマイペースにトコトコ歩くレッティーに出会いたい。毛並みもサラサラでずっと触っていました」とニッコリ。


すると嶋崎は「家の前で、キツネとまた出会えたら。」と書いて「足が短くてプクッとしているキツネだったので、もしかしたらレッティーだったかも?」と福原の話にかぶせると、福原も「え?一緒に追いかけたかった!」とボケに乗って、水上から「そんなわけないでしょ」と冷静に突っ込まれていた。

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』舞台挨拶の様子
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』舞台挨拶の様子

※嶋崎斗亜の「崎」は「たつさき」が正式表記

取材・文/石井隼人

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