北村匠海、「幽☆遊☆白書」撮影時の現場飯に感激!「有意義な時間でした」と笑顔で報告
梶の豪快なネタバレに共演者は大爆笑、MCは大慌て
「この年齢でこの役が来ることが信じられなくて…」とオファー時に触れた梶は、「私でいいの?と3回くらい確認しました(笑)。できるかなという不安の方が多いし、アクションって難しいんです。でも、こちらにいらっしゃる方はとてもお上手で素敵でした」と共演者の芝居を絶賛。「足手まといになったらどうしようと思ったけれど、北村さんがとても優しくて助かりました」と北村に感謝。演じたキャラクター名“幻海”になぞらえ、「限界だとは言わないように頑張りました。私の宝物になりました!」と話し、大きな拍手を浴びていた。
「戸愚呂のお兄ちゃん、滝藤です」と茶目っ気たっぷりに挨拶した滝藤は「若いみんなのエネルギーと情熱がすごくて、おじさんはクタクタでぼろぼろでした」とニヤニヤ。「アクションはもちろんすごいし、ぶったまげると思います。そこに至るまでの葛藤なども描かれているので、そんなところも楽しんで下さい」とおすすめポイントも挙げていた。「戸愚呂弟と共に歩みました」と挨拶した綾野は「漫画の実写化はもちろんのこと、現場の情熱と熱狂の映像化にも成功した作品です」と現場の様子を伝え、「監督はお芝居とVFXの共存を掲げていました。そして、ちゃんと共存していました」と出来栄えに自信の様子。続けて「瞳だけはVFXでは描けない」とし、「そういうことを教えていただけたと思います。それぞれキャラクターが持つ眼差しを観てもらえるとうれしいです」とコメント。さらに一緒に作品を作り上げてくれた仲間が誇らしいと嬉しそうに語っていた。
撮影で印象に残っていることを訊かれた北村は「すべて!」と即答。かけがいのない時間を過ごしたと話すなかで、「現場で出るご飯がおいしかったです。現場でのご飯って本当に大事。僕たちはもちろん、僕たちより先に入ってあとに帰るという日々を繰り返すスタッフさんにとってもすごく大事なんです。ご飯がおいしいというだけで目の前の一瞬に全力を出せる。とても豊かな時間でした」という北村の言葉に、共演者も納得といった様子。「食べに食べて、アクションやって消費して、また食べて…。ちょっと部活的だったけれど、有意義で楽しい時間でした」と撮影時の様子を丁寧に明かしていた。
特殊メイクのため入り時間が早めだった本郷の思い出もご飯だという。「特殊メイクをしていたので、利き手が使えなくて。左手でご飯を食べるのが上手になりました」と報告し、共演者と観客を笑わせる場面もあった。
この日、一番観客と共演者を笑わせたのは梶。梶が演じる幻海は北村扮する浦飯幽助と上杉扮する桑原和真の師範という役どころ。撮影エピソードを分かりやすく伝えるために物語のポイントを明かしてしまうというハプニングに、会場はざわつき、共演者は大慌て。MCのジョン・カビラが「みなさんはいま、なにも聞いていません。もちろん、配信のみなさんも聞いていませんよね?」とネタバレをなかったことにしようと必死にコメント。「ダメなの?」と言いながらも、続けてネタバレし続ける梶に、共演者は慌てながらも大爆笑。観客もつられて笑いだし、温かな空気に包まれたイベントとなった。
取材・文/タナカシノブ