『マッドマックス：フュリオサ』迫力満点のティザービジュアル！ブラジルコミコンは大熱狂

2015年に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場した、フュリオサの新たな物語を描く『マッドマックス：フュリオサ』(2024年公開)。このたび、本作のティザービジュアルと、主演のアニャ・テイラー＝ジョイらが登壇したブラジルコミコンの様子が明らかになった。

世界の崩壊から45年後の世界を舞台に、人生を懸けて故郷に帰ろうとする、若きフュリオサの“修羅の道“を描く本作。ウォーロード・ディメンタス将軍(クリス・ヘムズワース)率いるバイカーの大群の手に落ちた彼女は、荒地で戦いに明け暮れる男たちと行動をともにすることに。ディメンタス将軍たちは、城塞都市に君臨するイモータン・ジョーと覇権をめぐり争いを繰り広げていた。そんななか、フュリオサは数々の試練を乗り越えながら、故郷へ帰るべく道を模索していく。

今回解禁となったのは、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』でもおなじみの、“出陣”のためにエンジンオイルで目の周りを黒く塗り正面を見据える、勇ましいフュリオサが印象的な本ビジュアル。新キャラクター、ディメンタス将軍の腰元には、銃とともにクマのぬいぐるみのようなものが見て取れ、彼はどんなキャラクターなのか、その謎は深まる一方だ。ほかにも、前作で悪役ながら強烈な存在感と圧倒的カリスマで多くのファンを魅了したイモータン・ジョーや、白塗りが特徴的なイモータンの私設軍隊「ウォーボーイズ」など、おなじみの面々も登場。

さらに、US版予告編映像初お披露目となったブラジルコミコンには、ファンたちの熱烈な歓迎を受けながら、テイラー＝ジョイ、ヘムズワース、そして監督のジョージ・ミラーがステージに登壇した。ミラー監督は「フュリオサの物語は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』撮影時からありました。『怒りのデス・ロード』がうまく行けば、次は『フュリオサ』と考えていた。やっと、ここまで来ました」と、本作が念願の企画であったことを明かし、「今回のフュリオサの物語は『怒りのデス・ロード』の15年前を描いていて、いろいろな乗り物とか、『怒りのデス・ロード』で見た多くのものが登場する。物語は、互いに戦うに値すると信じる主人公と敵対者を求めていきます。作品を見てもらえば、それがそこにあるという僕の意見に同意してくれると思います」と自信をのぞかせた。

若きフュリオサに大抜擢されたテイラー＝ジョイは、「アクションシーンを演じることにワクワクしました。監督から最初に、アクションを全部自分でやることに抵抗はないか、と聞かれたので、コーチをつけて欲しい、全部自分でやるからと答えました。スタントチームが温かく迎え入れ、段取りを丁寧に教えてくれたけど、あれは『荒っぽいライド』だった」と興奮気味に語り、年季の入った「マッドマックス」ファンだと話すヘムズワースは、「『マッドマックス』の物語はオーストラリアで生まれて、45年もの間語られてきた。僕は子どもの頃、俳優になるずっと前に『マッドマックス』を観て、あの空間にいたいと思ったものです。興奮を求める、あのクリエイティブな旅に、あの混乱の世界の一部になりたいと思ったのを覚えています。いまここにこうして、この映画に関われたことは、夢が叶ったということなんです」と興奮が隠せない様子を見せた。

テイラー＝ジョイ演じる若きフュリオサはどのようなリアルアクションを見せてくれるのか？そしていまだ謎に包まれたままのキャラクターたちは物語にどのように関わってくるのか？続報に期待したい。

文/サンクレイオ翼