超極悪な拷問に、人間クッキング…ハリウッドの残虐帝王イーライ・ロスの人体損壊描写が不謹慎すぎる!?
バックパッカーが金持ちのおもちゃに…拷問満載の「ホステル」シリーズ
ロス監督のブレイク作『ホステル』(05)ももちろん、人間をおもちゃにした極悪な“お遊び”が満載。本作はヨーロッパを旅行中のアメリカ若者3人組が、旅先の怪しげなホステルに泊まったことをきっかけに、想像を絶する恐怖に見舞われるというストーリー。
スロバキアのとある街に流れ着き美女の誘惑に誘われた3人だったが、金持ちたちによる秘密クラブの獲物として拷問を行われてしまう…という意表を突く展開へと突入する。ゴア描写も容赦なく、ドリルで脚に穴を開け、メスでアキレス腱を切るというものから、チェーンソーで体をザックリ切断したり、顔面をバーナーで焼かれたりとまさに拷問のバーゲンセール状態だった。
その続編となる『ホステル2』(07)でも、やはりヨーロッパ旅行を楽しむアメリカ人女性3人が拷問を楽しむ金持ちクラブの餌食に。吊るされて喉を掻っ切られて“血のシャワー”にされたりと極悪な方法で次々と殺されていく。
さらにある金持ちが獲物を調理し、その場で食べるというロス監督おなじみの食人描写はこの作品でも登場。人食い老人を『食人族』のルッジェロ・デオダート監督が演じており、すでに『グリーン・インフェルノ』の片鱗を見せていた。
『ホステル2』の極めつけとして登場する、子どもたちが生首をサッカーボール代わりにして遊ぶというもはや笑ってしまうシーンまで、観客に見たことのない世界を見せてきたイーライ・ロス。『サンクスギビング』でも映画でしか観られない刺激的かつ不謹慎な描写を楽しんでみてほしい。
文/サンクレイオ翼
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