いま韓国で“最もホットな女優”ハン・ソヒ!人気の理由は、美しすぎるビジュアルだけではない

コラム

いま韓国で“最もホットな女優”ハン・ソヒ!人気の理由は、美しすぎるビジュアルだけではない

韓国の若手女優のなかで一目置かれている存在といえば、ハン・ソヒだ。いまをときめく彼女の最新作「京城(キョンソン)クリーチャー」が、Netflixにて2023年12月22日よりパート1が配信中、2024年1月5日(金)にパート2が配信予定だ。

1945年の京城(ソウルの旧称)を舞台に生死の境で繰り広げられるスリラーで、「キム秘書はいったい、なぜ?」や「梨泰院クラス」でスター俳優となったパク・ソジュンとの主演で配信前から大きく注目されていた期待のドラマ。裕福で影響力のある資産家であり、京城一の情報通チャン・テサン(パク・ソジュン)が10年前に失踪した母親を捜すために探偵のユン・チュオク(ハン・ソヒ)と出会い、人間の貪欲さから生まれたクリーチャー(怪物)と立ち向かう物語である。

最新作「京城クリーチャー」では、日本でも大人気なパク・ソジュンと初共演!
最新作「京城クリーチャー」では、日本でも大人気なパク・ソジュンと初共演![c]Netflix

チュオクは行方不明者や死者までも見つけ出す敏腕の探偵で、無敵な性格のうえに戦闘スキルが高く、銃のアクションも披露し、アップデートされたハン・ソヒの姿を見せてくれるはずだ。

ハン・ソヒはこれまで平凡な美大生から愛人の憎まれ役、復讐を誓って命がけで立ち向かう娘などと、毎回新しい顔を見せると視聴者を驚かせて魅了してきた。今回はハン・ソヒの代表作を振り返りながら、彼女の魅力を深堀りしていきたい。

デビュー作から注目を集めた、圧倒的に美しいビジュアル

2017年に「ひと夏の奇跡〜Waiting for you〜」で女優デビューし、「カネの花〜愛を閉ざした男」で主要キャストを務める。2018年には初の時代劇ドラマ「100日の郎君様」に挑戦し、政略結婚をさせられて夫の世子イ・ユル(ド・ギョンス)にも愛されない世子嬪(世子の正妻)のキム・ソヘ役を演じた。

2018年には初の時代劇ドラマ「100日の郎君様」に挑戦!
2018年には初の時代劇ドラマ「100日の郎君様」に挑戦![c]tvN

きらびやかな韓服をまとった姿は圧倒される美しさがあり、たたずまいだけで観る者に緊張感を与えるハン・ソヒにぴったりな役どころ。賢明な女性でありながら、身分にとらわれず大切な人を思う健気な一面を見せた。繊細さと儚さも持ち合わせ、影のある役では一段と深みが増す女優だと印象付けた作品でもある。続いて出演した「アビス」では婚約者を裏切り、壮絶な過去を背負った癖のある悪女を熱演し、これもまた意外にもハマり役でキャラクターの振り幅を広げていく。

あの大人気“ドロ沼”不倫ドラマで、一気に大ブレイク!

そしてブレイクのきっかけとなり、彼女をスターダムへと押し上げた作品は「夫婦の世界」である。2020年に韓国で大ブームを巻き起こしたドロ沼不倫復讐劇で、ケーブルドラマで史上初の最高視聴率28%台を叩き出した大ヒットドラマだ。

【写真を見る】大ブレイクのきっかけとなっ“ドロ沼”不倫ドラマでは、人生を狂わせる魔性の女役を熱演したハン・ソヒ
【写真を見る】大ブレイクのきっかけとなっ“ドロ沼”不倫ドラマでは、人生を狂わせる魔性の女役を熱演したハン・ソヒ[c]JTBC


ハン・ソヒは主人公のチ・ソヌ(キム・ヒエ)の夫イ・テオ(パク・へジュン)の愛人ヨ・ダギョン役を演じ、順風満帆で完璧な主人公ソヌの人生を大きく狂わせる入り口となった魔性の女役で大きな反響を呼んだ。誰が主役かわからなくなるほど凄まじい演技を披露したとかと思えば、終盤に向けて毒々しさが抜けていくとダギョンに対して違う感情を抱くようになり、憎みきれない悪役を最大限に演じていた。本作でブランド・オブ・ザ・イヤーアワード2020のライジングスター賞、第5回アジアアーティストアワードAAAの新人賞をはじめとした数々の賞を受賞。演技力が認められて憎まれ役が評価されると女優としての道を軌道に乗せた。


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