福本伸行&かわぐちかいじタッグの人気漫画が映画化!『告白 コンフェッション』生田斗真とヤン・イクチュンがW主演
「カイジ」の福本伸行と、「沈黙の艦隊」のかわぐちかいじという日本漫画界が誇る黄金タッグによる同名コミックが、生田斗真、ヤン・イクチュンの日韓実力派俳優をW主演に迎えて実写映画化した『告白 コンフェッション』が2024年5月に公開されることが決定。あわせてティザーポスタービジュアルと特報映像、キャストやスタッフのコメントが解禁された。
原作「告白 コンフェッション」は、1998年にヤングマガジンアッパーズで連載され、名匠2人の共作が大きな話題を呼んだ人気コミック。物語は、大学山岳部OBの浅井と石倉が登山中に遭難するところから始まる。事故によって死を覚悟した石倉は、長年背負ってきた十字架を降ろすため、自分が過去に犯した“殺人”を浅井に告白してしまう。しかし、その直後、眼前に山小屋が出現し、2人は一命を取り留めることに。死を覚悟した親友の最期の“告白”を聞いてしまった男と、言ってしまった男。山小屋内で進んでいく、2人のこの上なく気まずい一夜を、圧倒的なスリルとスピード感で描ききった作品は、いまもなお、多くの読者の心を惹きつけている。
告白を“聞いてしまった男”、浅井啓介を演じるのは、大ヒットを記録したアクションエンタテインメント大作「土竜の唄」シリーズや、珠玉のヒューマンドラマ『渇水』(23)など、幅広いジャンルの作品で多彩な演技で観客を魅了し続ける俳優、生田斗真。浅井という一見するとエリートの好青年風だが、どこかつかみどころのないキャラクター像を演じ、新境地を開拓した。
そして、自らの罪をうっかり“言ってしまった男”、リュウ・ジヨンを演じるのは、監督、脚本、主演を務めた『息もできない』(10)が国際映画祭や映画賞で25以上もの賞に輝き、そのセンセーショナルな作風が世界で話題となったヤン・イクチュン。日本で菅田将暉とW主演を務めた『あゝ、荒野 前編/後編』(17)では日本国内で高い評価を集め、数々の映画賞を受賞した。原作では日本人の石倉というキャラクターだった設定を、韓国きっての実力派であるイクチュンを起用することにより、韓国から来た留学生のジヨンへと変更がなされた。日韓を代表する、生田とイクチュンという演技派俳優のコラボレーションは、はたしてどのような化学反応を生みだすのだろうか。
監督を務めるのは、『リンダ リンダ リンダ』(05)、『苦役列車』(12)、『オーバー・フェンス』(16)などの作品で高い評価を集め、話題作『カラオケ行こ!』(1月12日公開)の公開も控える山下敦弘。個性あふれるキャラクターの魅力を切り出すことに定評のある山下監督が、自身のキャリアでも初のジャンルとなる密室劇で、生田が演じる浅井とイクチュンが演じるジヨンという、極限状態に置かれた2人の男をどのように描くのかにも注目してほしい。
今回解禁となったティザーポスタービジュアルでは、助かってしまった浅井とジヨンの“気まずい”一夜の始まりを予感させる、不穏かつユニークな写真とキャッチコピーが躍った本作を象徴するイメージのものとなっている。同時に解禁された特報映像では、福本伸行とかわぐちかいじの原作コミックの圧倒的なインパクトを誇るイラストの畳み掛けから始まり、浅井(生田)とジヨン(イクチュン)が雪山で遭難しているシーンへと移っていく。足に大怪我を負ったジヨンを「大丈夫」と懸命に励ます浅井。そんな浅井に、ジヨンは突如「最期に聞いてくれ。さゆりは俺が殺した」と語りかけていく。
16年前にその山で行方不明となり事故死とされた2人の同級生である西田さゆりは、ジヨンが殺害したという。自ら犯した罪にさいなまれ、苦しみからようやく解放されて安堵したジヨンだったが、事態は急転。なんとその直後、2人は「助かってしまった」のだった。死を覚悟した親友の告白を“聞いてしまった男“と、うっかり“言ってしまった男”。山小屋の暖炉を囲む2人の間には、そこはかとなく気まずく、不穏な空気が流れ始める。その“気まずさ”が臨界点に達した時、この2人はどうなってしまうのか?予測不能の展開をスクリーンで堪能しよう。