第2回新潟国際アニメーション映画祭、世界初のアニメキャンパス「新潟アニメーションキャンプ」参加者募集開始

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第2回新潟国際アニメーション映画祭、世界初のアニメキャンパス「新潟アニメーションキャンプ」参加者募集開始

長編商業アニメーションにスポットを当てた第2回新潟国際アニメーション映画祭が3月15日(金)より開催される。今回、世界初のアニメ・キャンパスである「新潟アニメーションキャンプ」の参加者の募集が開始された。

多様化と多角化が顕著になっている21世紀のアニメーション映画。港町として栄えた国際都市である新潟は、アニメーションと漫画を創る新しい地域として台頭しつつある。アニメーションの新しい価値やトレンドを知ることができる場所である新潟国際アニメーション映画祭だが、新潟市市内中心部の7箇所を主な会場として、今年は3月15日(金)~20日(水)まで世界中から多数のゲストを迎え開催されるとのこと。

今回参加者の募集が始まったのは、映画祭の各企画の中で、世界初のアニメーション・タレント・キャンパスとして注目を浴びている「新潟アニメーションキャンプ」。1月15日(月)より募集がスタートするという。第1回目の開催では、日本在住のアニメーションを学ぶ学生(外国人を含む)十数名が参加、毎日1講座行われる著名監督、アーティスト、プロデューサーらによるマスタークラス、コンペティション作品の監督たちとの交流、Forumでのディスカッションへの参加、映画祭で上映される50本を超す長編アニメーション作品の鑑賞、そしてなにより将来につながる、アニメーションを仕事として目指す同世代との関係性の構築など、非常に有意義なプログラムで実施された。

第2回目となる今年は、東アジアの若い世代20名もキャンプに招待される。日本在住者20名に加えて、合計40名の参加者募集。対象は、17~29歳の将来なんらかのアニメーションの仕事を志す方。応募方法は映画祭ホームページに掲載の申込用書式(簡単な履歴、ポートフォリオ)に必要事項を記入して送信。合否は2月5日(月)に通知されるとのこと。映画祭より旅費(国内上限3万円、アジア各国10万円)と朝食付き宿泊費(新潟市芸術創造村ゆいぽーと)、そして映画祭パスが支給される。

本映画祭では6つの上映プログラムで行われ、40分以上の長編アニメーションに絞った「長編コンペティション部門」、最新作や話題作、そして忘れられない数々のアニメーション映画などを招待上映する「イベント上映」、近年の観るべき作品集、企画&制作中作品のプレゼンテーションなどを行う「世界の潮流」、作家、ムーブメントの再評価を行い、関係者のトークも実施される「レトロスペクティブ」、今年は“時代劇アニメ”を切り口に作品が揃う「オールナイト新潟」、そして、アニメーションの技術職のスタッフ、企業、スタジオを選出し、その業績を顕彰する「大川賞・蕗谷賞」という内容を予定している。また、新潟アニメーションキャンプのほか、シンポジウムや講演、特集上映、アカデミック・プログラムなど多彩なフォーラムも。


アジア最大の長編アニメーションの祭典となる「新潟国際アニメーション映画祭」。アニメに興味がある人は、ぜひチェックしてみてはいかがだろうか。

文/サンクレイオ翼

■第2回新潟国際アニメーション映画祭
主催:新潟国際アニメーション映画祭実行委員会
会期:3月15日(金)~20日(水)     
公式サイト:niaff.net
公式X(旧Twitter):@NIAFF_animation
公式Youtube:youtube.com/channel/UC81m7n8a8MgQGC-8MUXs7pA
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