神木隆之介&浜辺美波、続編への期待高まる『ゴジラ-1.0』のヒットに笑顔!アメリカからリモート参加の山崎貴監督に「背景がベタ!」とツッコミ
全世界興行収入が140億円を突破した映画『ゴジラ-1.0』大ヒット御礼白黒舞台挨拶が1月12日、TOHOシネマズ日比谷にて開催され、神木隆之介、浜辺美波、佐々木蔵之介、山田裕貴、田中美央らが登壇した。
シリーズ70周年記念作品の本作は、実写版シリーズ30作品目となる令和初の「ゴジラ」作品。日本では公開から70日間の興行収入52.1億円を記録し、観客動員数は399万人を突破。さらに、北米では公開から41日間で約72億円(=4974万ドル)を超える大ヒットとなり、アニメを含めた日本映画の歴代2位を記録している。
公開初日からの反響を肌で感じているという神木は「役者仲間やこれまでお仕事をご一緒したスタッフさんに親戚など、各方面から『観たよ』とか『2回目、3回目!』という連絡もきたりしています」とニッコリ。公開から70日が経過したが「毎日のようにSNSなどで『ゴジラを観に行ってきた』というポストを見ます。ずっと(ゴジラを観たという声が)流れているのが嬉しくて」と喜びを噛み締め「白黒版を観て、カラーがないとこういう捉え方、こういう表現になるのかという新しい反応が見れそうです」と、1月12日より上映となった『ゴジラ-1.0/C』(ゴジラマイナスワン/マイナスカラー)に触れつつ、更なる盛り上がりに期待していた。
浜辺もたくさんの反響をもらっていると明かし、「他の作品の打ち上げをしているのに『ゴジラ』の話で声をかけてくださいます」と微笑み、さらに「母が観てくれました。すごい泣いたと言っていて。私が怖い目に遭う作品は『嫌だ』と言うのですが『ゴジラ』はすごく楽しんだようで。私の予想を遥かに超える反応をしてくれてすごく嬉しかったです。母にも届くんだという驚きがありました」と周囲の反響を報告した。
「1回ではなく2回、3回観てくれている」とリピーターが多いと話した佐々木は「『ゴジラ』を初めて観たと言う人がいて。その人が『怖かった』と言っていたのに、4DXで観たら『めっちゃ楽しかったー!』と言っていて(笑)。(フォーマットによって)いろいろな見方があるんだなって。白黒になるとまた違う見方になるんだろうな…」とモノクロ版への反応を楽しみにしている様子だった。
イベント中盤には現在、アメリカでさまざまな賞に向けた活動をしている山崎貴監督がリモートで参加。ハリウッドサインの壁紙を背景にしての登場に「ベタ!」と、登壇者たちから総ツッコミを受けた。「いま、アメリカにいることも夢のようで…」と心境を語った山崎監督は、続編への期待の声も多く届くことに触れ「作りたいですね。スケジュールがどうとか言わないでくださいね」とキャスト陣に念押し。「VFXがすごい!」という評判の本作だが、海で船に乗るシーンはCGでなない。続編を作るなら、「また海に行きますか?」と山崎監督が男性陣に問いかけると、目を合わさずにダンマリ。「涙も鼻も汗も違うものもみんな出しました…」と話した佐々木が「山崎監督も出していたので、監督自体が行きたいか、行きたくないのかというのもありますよね?」と逆質問。
神木は「まあ、でも臨場感は出たし、撮影は楽しかったし、チームが結束したというのはあるので、行きますか?」と提案。すると田中が「実は僕、全部スタジオでの撮影だったので…」と明かし、キャスト陣は大爆笑。さらに海での戦いのシーンに登場していない浜辺は「行ってらっしゃい〜!」と満面の笑みで送り出す仕草を見せ、笑いを誘っていた。
最後の挨拶で「長きにわたってゴジラという存在、映画を愛してくださってありがとうございます」と感謝した神木は上映中のモノクロ版に触れ「これからもどんどん違う形で愛していただければと思います」と呼びかけ、イベントを締めくくった。
取材・文/タナカシノブ