山崎賢人、「俺は不死身の杉元だ!」名セリフ秘話を告白。山田杏奈は「まさに不死身の山崎」と座長の頼もしさに惚れ惚れ|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
山崎賢人、「俺は不死身の杉元だ!」名セリフ秘話を告白。山田杏奈は「まさに不死身の山崎」と座長の頼もしさに惚れ惚れ

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山崎賢人、「俺は不死身の杉元だ!」名セリフ秘話を告白。山田杏奈は「まさに不死身の山崎」と座長の頼もしさに惚れ惚れ

累計発行部数2700万部を突破する大人気コミックを実写映画化する『ゴールデンカムイ』の初日舞台挨拶が1月19日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、山崎賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、矢本悠馬、工藤阿須加、柳俊太郎、大谷亮平、勝矢、玉木宏、舘ひろし、久保茂昭監督が登壇。プレッシャーもあったと明かした山崎が、初日を迎えた喜びをあふれさせた。

『ゴールデンカムイ』の初日舞台挨拶が開催された
『ゴールデンカムイ』の初日舞台挨拶が開催された

野田サトルによるコミックを実写映画化した本作。明治末期の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金をめぐって、一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちが死闘を繰り広げる姿を描く。初日を迎え、本作の主人公で“不死身の杉元”と呼ばれる元陸軍兵の杉元佐一役を演じた山崎は、上映後の会場を見渡して感無量の面持ち。「今日から観ていただける。本当にうれしいです。観終わったんですもんね。どうですか!」と気になる想いをぶつけると、観客から熱い拍手が上がった。先日行われた完成披露舞台挨拶では「『ゴールデンカムイ』を観た皆さんの輝いている顔が見たい」と話していたが、「本当に輝いています。ありがとうございます!」とうれしそうに話していた。

「やれることは全部やった」と胸を張った山崎賢人
「やれることは全部やった」と胸を張った山崎賢人

人気の漫画原作の映画化とあって、「プレッシャーはあった」と告白した山崎。しかし「それ以上に『ゴールデンカムイ』のおもしろさや、杉元のかっこよさ、優しさ、生命力の強さに魅力を感じた。気合を入れて、いい映画ができればいいなと思ってやっていた」と作品の魅力に背中を押されたという。「やれることは全部やって、みんなで最高の『ゴールデンカムイ』ができたなと自信を持って言える」と力強く語っていた。

北海道を中心とした冬の寒さのなかで撮影が行われ、アクションを含む壮絶なシーンも映しだしている。印象的なシーンに話が及ぶと、冒頭の二〇三高地の激闘シーンをあげた山崎は「ワンカットでずっと戦って、最後に『俺は不死身の杉元だ!』と言う。めちゃめちゃ動いて、その後に言うのが結構大変だった」とのこと。「それも相まって、死に物狂いで言っているリアルさというか。撮影の過酷な状況もあって、その前にワー!とか言っているので、声もガサガサになってしまっていて。息切れもしていて『声が出ないな』と思いながらも、気合いで言った。それが杉元っぽいなと。過酷でしたが、よかったと思います」と決め台詞にリアルな気迫を込められたと話す。

人気キャラクターのアシリパを演じた山田杏奈
人気キャラクターのアシリパを演じた山田杏奈

杉元の相棒として一緒に旅をすることになるアイヌの少女、アシリパ役の山田は、座長である山崎に頼もしさを感じたという。「大変なシーンがたくさんあったと思うんですが、日露戦争帰りの杉元の背中と、いままでいろいろな大作で大変な現場を乗り越えてきたんだろうなという、山崎さんの背中がすごく重なった。まさに“不死身の山崎”だなと思いました」と主人公の背中と見事に重なったと称え、これには山崎も「うれしいです」と喜びを噛み締めていた。

和やかなトークに会場もほっこり
和やかなトークに会場もほっこり

また“不死身の杉元”にちなみ、「お互いの『不死身だな、最高だな』と思うところは?」との質問が上がるひと幕もあった。山田は「足が速くて不死身」と山崎の身体能力について言及。「杉元とアシリパが、雪原を走って駆け回るシーンがちょくちょくあって。ゆっくりにしていただいていたと思うんですが、それでももう…アシリパのキャラクター的には先陣を切って行きたい。でも(山崎のことを)抜かせなくて、抜かせなくて」と苦笑い。「最強です」と証言する。一方の山崎は「いつもニコニコしていて、柔らかい人柄が不死身だなと思います」と山田の朗らかな笑顔を絶賛。「朝、スープを飲んで、柔らかく現場にいてくれた。最高の相棒だなと思いました」と現場を和ませた山田に感謝していた。周囲をほっこりとさせるような2人のトークに、会場も大盛り上がり。勝矢は「中学生同士が告白しあっているみたい」といじり、観客を笑わせていた。


笑顔いっぱいの舞台挨拶
笑顔いっぱいの舞台挨拶

本作はIMAXでも同時公開されている。久保監督は「ロケを一生懸命やって、皆さん過酷ななかでやっていただいた。IMAXで観ると、もっと細かいところまで観られるかもしれない。よりこの映画の世界観に入り込んで、一緒に冒険ができると思う」とコメント。初日を迎え「最高にうれしいです。イエイ」と笑顔を見せていた。

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」、柳俊太郎の「柳」は木へんに夘、アシリパの「リ」は小文字が正式表記

取材・文/成田おり枝

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