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アカデミー賞にもノミネート!『カラーパープル』キャスト&制作陣が作品に込めた熱い想いとは

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アカデミー賞にもノミネート!『カラーパープル』キャスト&制作陣が作品に込めた熱い想いとは

ゴールデングローブ賞に続き、アカデミー賞助演女優賞にもノミネートされている『カラーパープル』が本日、2月9日(金)より公開される。このたび、本作の特別映像が解禁となった。

【写真を見る】『カラーパープル』では、姉妹の愛や、友情を超えた強い絆が描かれる
【写真を見る】『カラーパープル』では、姉妹の愛や、友情を超えた強い絆が描かれる[c]2023 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

38年前にスティーブン・スピルバーグが映画化し、アカデミー賞10部門にノミネートされた『カラーパープル』(86)をミュージカルとしてリメイクした本作。ブロードウェイ版でもセリー役を務めたファンテイジア・バリーノ演じる主人公のセリーは、優しい母を亡くし横暴な父の言いなりとなっていた。父の決めた相手と結婚し、自由のない生活を送るセリーだが、唯一の心の支えだった最愛の妹ネティ(ハリー・ベイリー)とも生き別れてしまう。そんななか、セリーは自立した強い女性ソフィア(ダニエル・ブルックス)と、歌手になる夢を叶えたシュグと出会う。彼女たちの生き方に心を動かされたセリーは、少しずつ自分を愛し未来を変えていこうとする。そしてついに、セリーは家を出る決意をし、運命が大きく動きだす。

今回解禁となった映像の最初に登場するのは、38年前のスピルバーグ監督版でソフィアを演じて女優デビュー、本作でプロデューサーを務めたオプラ・ウィンフリー。若き日の姉妹、教会に歌いながら向かう人々をとらえた本編映像に重ねて、「文化的にも芸術的にも私にとって一番大切なのが『カラーパープル』。私の精神的な支えであり心のパワーをくれるものです」と、多方面で国際的に活躍する自分の原動力になっている作品こそ『カラーパープル』だと力を込めて語っている。さらに「今日アフリカを教わりました。祖先はアフリカの女王。ということは?私たちは王国の出」と、姉のセリーに文字を教える妹のネティが微笑みかける本編映像が紹介され、ブリッツ・バウザーレ監督が『カラーパープル』は「黒人文化の礎だ」とコメント。ネティ役のベイリーの「私たちの物語として」のコメントに、「若い人にも観てもらいたい」と目を輝かせるバリーノの言葉がつなげられた。また、ゴールデングローブ賞に続き、アカデミー賞助演女優賞ノミネートの快挙をはたしたブルックスは「女性たちの物語」であるとし、世界の女性たちへの熱いエールになる作品だと力説。そして、バザウーレ監督が「これぞ映画だ。喜びと興奮の『カラーパープル』。行こう!」と劇場鑑賞へと誘う内容で映像は結ばれている。


アリス・ウォーカーの原作から40年、スピルバーグ版からブロードウェイへ。そして今回、新たなミュージカル映画へと進化した『カラーパープル』はどのような感動を呼び起こすのだろうか?映画館の大スクリーンでぜひ本作の心震わせる感動を体感してほしい。

文/鈴木レイヤ

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