マ・ドンソク、初の公式来日で“マブリー”コールに笑顔!主演映画『犯罪都市 NO WAY OUT』イベントでファンとハイタッチ
映画『犯罪都市 NO WAY OUT』(2月23日公開)のジャパンプレミアが2月14日、グランドシネマサンシャイン 池袋にて開催され、主演のマ・ドンソク、共演の青木崇高、國村隼、イ・サンヨン監督が登壇した。
今回が初の公式来日となるドンソクがステージに姿を見せると、会場から大きな拍手と大歓声が湧き起こる。「マブリー!」「カッコいい!」「ようこそ!」などと声が飛び交うなか、満席の会場を見渡し、ハートサインでファンの声援に応えるドンソクにさらなる歓声が上がり、冒頭から熱気に包まれるイベントとなった。
本作は、韓国での興行収入100億円を突破したドンソクが主演を務める「犯罪都市」シリーズの最新作。拳一つで悪党たちに立ち向かう“怪物刑事”マ・ソクト(ドンソク)がソウル広域捜査隊に異動し、新種薬物事件の背後で蠢く新たな強敵たちと戦うさまを描く。青木が極悪非道な“ヤクザの解決屋”リキを、國村が一条親分を演じている。
ドンソクの第一声は日本語での「こんばんは」というあいさつ。ラブリーな笑顔を浮かべ「実際に会ってみて、僕、かわいいですか?」と観客に問いかけると、会場は「かわいいー!」の声でいっぱいに。本作については「痛快アクションなので、ストレスを感じている方は、ぜひこの作品でストレスを解消してください」とアピールし、大きな拍手を浴びていた。
実話をもとに物語を作り上げていったというドンソク。「子どもの頃からの運動仲間の刑事、プロファイラーの方と話し合いながらストーリーを作っています。8話までのシリーズを作り上げています。3話まで、今回の日本も含めて海外のヴィランが数人登場しています。今後、新しいヴィランも登場すると思います。楽しいストーリーに期待してください!」と呼びかけ、フランチャイズ化を視野に入れていると明かしていた。
サンヨン監督によると青木、國村の起用はドンソクの推薦だったとのこと。ドンソクは「青木さんは『るろうに剣心』でものすごい長いアクションをこなしていた。眼差しも素晴らしい!」と大絶賛。さまざまな作品でいろいろな表情の青木を観ているというドンソクは、青木の芝居が大好きだと賞賛が止まらない。
ドンソクのコメントに青木は「大変光栄。オファーをいただいた瞬間にマネージャーとハイタッチをしました。でも、10秒後くらいに“カッコ悪いアクションは見せられない”と思ったし、シリーズを知っていたのですぐにトレーニングを始めました」と振り返り、「『るろうに剣心』の(アクション)チームと連絡を取り、韓国チームに(トレーニングの様子を撮影した)ビデオを送り、チェックしてもらう…を繰り返しました」と準備期間の様子に触れる。撮影は「楽しかったです。サイコーです!」と思わず声のボリュームが大きくなってしまうほど満足だった模様。「ドンソクさんはプロデューサーも兼ねていて、現場で足りないものがあったら言ってくれって。ドンソクさん、監督をはじめ、韓国チームのおかげでリラックスできました」と感謝を伝えていた。
ドンソクたっての依頼で出演した國村は「大好きなシリーズですし、ドンソクさんと一緒に(作品を)やれるのはすごくうれしい」とニッコリ。そんな國村の隣でニコニコ微笑むドンソクの様子から、國村への尊敬の気持ちがたっぷりと伝わってくる。「戦慄が走る」とドンソクが説明したように、カメオ出演ながら強烈なインパクトを残している國村の出演シーンにも注目だ。
イベントでは“バレンタインコーナー”と題して、公式SNSのキャンペーン当選者10名が登壇し、青木、サンヨン監督、ドンソクとハイタッチを実施。さらに3人とのハイタッチ後には國村からはチョコレートが手渡しされるサービスも。加えて、イベントは観客の撮影も自由という“韓国スタイル”で進行。この方式について青木が「ドンソクさんの提案でした!」と明かし、会場からは「ありがとう!」という感謝の声も上がるなど、ドンソクの初の公式来日の舞台挨拶は感謝と愛の詰まった、バレンタインらしいイベントとなった。
取材・文/タナカシノブ