エマ・ストーン×ヨルゴス・ランティモス、6度目のタッグ実現なるか?韓国映画『地球を守れ!』のリメイク企画が進行中
第96回アカデミー賞で作品賞など11部門にノミネートされている『哀れなるものたち』(公開中)でタッグを組んだエマ・ストーンとヨルゴス・ランティモス監督が、韓国映画『地球を守れ!』(03)のリメイク企画で再タッグを組む可能性があることがわかった。「Variety」が報じている。
後に『1987、ある闘いの真実』(17)を手掛けるチャン・ジュナン監督がメガホンをとり、『エクストリーム・ジョブ』(19)のシン・ハギュンと、ベテラン俳優ペク・ユンシクが共演した『地球を守れ!』は、地球がエイリアンに侵略されたと思い込んでいる青年と、彼にエイリアンであると疑いをかけられた会社社長の戦いをコミカルに描いたSFコメディ。
報道によれば、数年前から準備が進められ、当初はオリジナル版の監督であるチャン・ジュナン監督が手掛ける予定だった当プロジェクト。先日ランティモス監督がメガホンをとることが決定し、脚本を担当するのは『ザ・メニュー』(22)のウィル・トレイシー。今夏にもイギリスとニューヨークで撮影開始となる見込みであり、現時点でストーンはまだ出演交渉中とのこと。
『女王陛下のお気に入り』(18)で初タッグを組んだストーンとランティモス監督。同作でストーンはアカデミー賞助演女優賞に、ランティモス監督も同監督賞にノミネートを果たし、その後2人は短編映画『Bleat』と『哀れなるものたち』でもタッグ。さらにランティモス監督の次作で今年のカンヌ国際映画祭でお披露目が期待されている『Kinds of Kindness』と、未発表のもう1作品でもタッグを組む予定があり、今回の交渉が成立すれば6度目のタッグとなる。映画ファンから熱烈な支持を集める名コンビの今後の動向に注目だ!
文/久保田 和馬
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