実話を基に韓国警察と検察の闇を暴く!ソル・ギョング主演『罪深き少年たち』日本公開決定|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
実話を基に韓国警察と検察の闇を暴く!ソル・ギョング主演『罪深き少年たち』日本公開決定

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実話を基に韓国警察と検察の闇を暴く!ソル・ギョング主演『罪深き少年たち』日本公開決定

ソル・ギョング主演で贈る実録社会派サスペンス『罪深き少年たち』が6月7日(金)に公開されることが決定。あわせて、本作のポスタービジュアルと特報映像が解禁となった。

【写真を見る】ムビチケ前売券(カード)購入特典の「特製ポストカードセット」には本国版ポスタービジュアルとソ・イングク演じるジェソクが
【写真を見る】ムビチケ前売券(カード)購入特典の「特製ポストカードセット」には本国版ポスタービジュアルとソ・イングク演じるジェソクが[c]2023 CJ ENM Co., Ltd., AURA PICTURES ALL RIGHTS RESERVED

『折れた矢』(12)、『権力に告ぐ』(19)のチョン・ジヨン監督が手がけた本作。1999年、全羅北道(チョルラプクト)完州郡(ウォンジュグン)参礼邑(サムレウプ)の「ナラスーパー」という小さな商店に3人組の強盗が侵入。犯人は寝ていた70代女性を殺害したあと、現金などを盗んだ。本作は、そんな「参礼(サムレ)ナラスーパー事件」の事実に基づいた物語が描かれる。『ペパーミント・キャンディー』(99)、『殺人者の記憶法』(17)のベテラン俳優、ギョングが演じるのは、濡れ衣を着せられた少年たちの無実の罪を晴らそうと、警察と検察の闇を炙りだすべく奮闘する1人の刑事、ファン・ジュンチョル。さらに、『神と共に 第一章:罪と罰』(18)のユ・ジュンサンや「イカゲーム」のホ・ソンテ、ヨム・ヘラン、ソ・イングクら韓国映画界を代表する実力派たちが脇を固めている。

今回到着したポスタービジュアルでは、手元を固く縛られた少年たちが連行されている様子と、彼らの無実を証明しようとするファン刑事の姿が。少年たちの足どりは重く、精神的に深刻なダメージを受けていることが予想される一方、ファン刑事の険しい表情からは彼らをなんとか救おうとする覚悟と、捜査の難航による焦燥感のようなものが伝わってくる。そして、下部には、不敵な笑みを浮かべる者や思いつめた表情をしている者など、事件を取り巻く登場人物たちが数多く描かれている。彼らの様々な思惑が立ち込めるなか、“狂犬”とも呼ばれるファン刑事の活躍に高まるポスターとなった。

あわせて解禁となった特報では、事件の真犯人に関する情報が寄せられたことをきっかけにファンが再調査を開始し、やがて警察組織への疑念を膨らませていく様子がスリリングに描かれている。泣きながら取り調べを受ける少年たちの悲痛な姿が印象的で、この事件がいかに卑劣に捻じ曲げられたものかは想像に難くない。また、中盤以降「全警察官と戦争でも起こすつもりか」というセリフを浴びせられたファンが悔しげにうなだれる様子も映しだされることから、捜査そのものだけでなく警察内部の政治にも苦しめられ、彼が立ち向かわなければならないものがいかに強大なものかがよくわかる内容となっている。

なお、本作のムビチケ前売券(カード)は3月8日(金)より全国の劇場で販売される。先着の購入特典は「特製ポストカードセット」。絵柄は本国版ポスタービジュアルに加え、重苦しい雰囲気が伝わるイングク演じるジェソクを切り取ったカットの2種となっている。


ファン刑事は、キャッチコピーにもある“消えた真実”を探しだし、少年たちの無実を証明することができるだろうか?気になる結末をぜひ劇場で確かめてほしい。

文/鈴木レイヤ

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