『劇場版ハイキュー!!』が首位に返り咲き、『映画ドラえもん』は動員100万人を突破!春休み本番を前に2強が大激戦
3月8日から3月10日までの全国映画動員ランキングが発表。前週に初登場で首位を飾った『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』(公開中)のV2を阻止したのは、公開4週目を迎えた『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(公開中)。今年の春休みシーズンを牽引する2作が、本格的な春休み到来を前に大激戦を繰り広げている。
入場者プレゼントの効果で『劇場版ハイキュー!!』がさらに加速
3月9日から第2弾入場者プレゼントとして「音駒高校最後の集合写真」の配布がスタートし、さらにMX4Dや4DX、Dolby Cinemaでの上映もスタートするなど、興収100億超えのメガヒットを狙うための最初の“テコ入れ”に入った『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』。
その効果はやはり絶大だったようで、週末3日間の動員は前週比150%の57万4000人、興収は前週比160%の8億4300万円と急上昇。公開24日間の累計成績では動員438万人、興収62億円を突破。この勢いならば次週末か近日中にも日本歴代興収ランキングのトップ100(現在の100位は『ポケットモンスター ミュウツーの逆襲』の72億4000万円)入りを果たすことだろう。
対する『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』は、週末3日間で動員40万9000人、興収5億200万円を記録。前週との比較では、動員が72%で興収が76%と高い水準をキープ。公開10日間の累計成績では早くも100万人の大台を突破する動員104万人、興収12億円に到達。1週目末の成績ではリードされていた昨年の『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』(23)の同期間の動員数を上回ることに成功した。
累計成績の圧倒的な差はさておき、春休み戦線でも『映画ドラえもん』を突き放しにかかったように見える『劇場版ハイキュー!!』。それでも『映画ドラえもん』が本領を発揮するのは世の小学生たちが春休みに入ってから。昨年もちょうど春休み最初の週末に前週比90%以上の成績をキープして首位へ返り咲きを果たし、その後3週にわたって首位をキープしている。少なくとも今年は、『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(4月12日公開)までこの2強ムードが続くことになるはずだ。