『劇場版ハイキュー!!』が首位に返り咲き、『映画ドラえもん』は動員100万人を突破!春休み本番を前に2強が大激戦

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『劇場版ハイキュー!!』が首位に返り咲き、『映画ドラえもん』は動員100万人を突破!春休み本番を前に2強が大激戦

舞台はドラマの7年後!『映画 マイホームヒーロー』が初登場

さて、今週は3作品がトップ10圏内に初登場を果たした。その最上位に立ったのは、「週刊ヤングマガジン」で連載中の山川直輝原作の同名マンガを実写化したテレビドラマの劇場版『映画 マイホームヒーロー』(公開中)だ。

【写真を見る】テレビドラマの“完結編”が劇場版に!『映画マイホームヒーロー』は3位スタート
【写真を見る】テレビドラマの“完結編”が劇場版に!『映画マイホームヒーロー』は3位スタート[c]2024 映画「マイホームヒーロー」製作委員会

テレビドラマ版では佐々木蔵之介演じるサラリーマンの鳥栖哲雄が、齋藤飛鳥演じる娘の零花に暴力をふるう彼氏を殺害し解体。その彼氏が所属していた半グレ組織と命懸けの騙し合いが繰り広げられた。この劇場版の舞台はドラマ版から7年後。埋めたはずの死体が発見され、警官となった娘からは疑いをかけられ、さらに半グレ組織から再び狙われる哲雄の姿が描かれていく。

初日から3日間の成績は動員8万1000人、興収1億1000万円。近年ふたたびテレビドラマの“劇場版化”がブームとなりつつあるが、本作の場合はドラマ版と映画版が同時に製作されたという点で少々イレギュラー。しかもプライム帯ではなく深夜ドラマ。深夜ドラマの劇場版がトップ3入りを果たしたのは昨年4月に公開された、同じC&Iエンタテインメント制作の『劇場版 美しい彼〜eternal〜』(23)以来およそ1年ぶり。原作人気の高い作品なだけに、今後どこまで広がりを見せるのか注目しておきたい。

『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』は7位にランクイン
『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』は7位にランクイン[c] 2024 石森プロ・ADK EM・バンダイ・東映ビデオ・東映 [c] 2022 石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映

そして、昨年8月まで放送されていた「仮面ライダーギーツ」と『映画仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐』(23)のその後を描く“Vシネクスト”作品『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』(公開中)が7位に初登場。「映画しまじろう」の10作目で「こどもちゃれんじ」35周年記念作品となる『映画しまじろう「ミラクルじまのなないろカーネーション」』は9位に初登場を果たした。


以下は、1~10位までのランキング(3月8日〜3月10日)
1位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦
2位『映画ドラえもん のび太の地球交響楽
3位『マイホームヒーロー』
4位『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
5位『マッチング』
6位『ARGYLLE/アーガイル』
7位『仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング』
8位『52ヘルツのクジラたち』
9位『映画 しまじろう「ミラクルじまの なないろカーネーション」』
10位『ゴールデンカムイ』


今週末は、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が伝説的SF小説の映画化に挑んだ「デューン」シリーズの第2章『デューン 砂の惑星PART2』(3月15日公開)、宮世琉弥と原菜乃華共演の『恋わずらいのエリー』(3月15日公開)、動画制作者の雨穴の同名小説を映画化した『変な家』(3月15日公開)、「怪盗グルー」シリーズでおなじみのイルミネーションの新作アニメ『FLY!/フライ!』(3月15日公開)などが公開を控えている。


文/久保田 和馬

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