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戦慄の真実がついに明かされる『オーメン:ザ・ファースト』全ての予兆に震撼する本予告&本ポスター

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戦慄の真実がついに明かされる『オーメン:ザ・ファースト』全ての予兆に震撼する本予告&本ポスター

6月6日午前6時に生まれた悪魔の子ダミアンと、彼をとりまく人々の戦慄の連続死を描き、全世界を恐怖に包み込んだレジェンド・オブ・ホラー『オーメン』(76)。その前日譚を描く4月5日(金)全世界同時公開のシリーズ最新作『オーメン:ザ・ファースト』から本予告と本ポスターが解禁された。

【写真を見る】ローマのとある教会に奉仕生活を始めるためにやってきたアメリカ人修練生マーガレット(ネル・タイガー・フリー)と修道院に預けられた少女カルリータ(ニコール・ソラス)
【写真を見る】ローマのとある教会に奉仕生活を始めるためにやってきたアメリカ人修練生マーガレット(ネル・タイガー・フリー)と修道院に預けられた少女カルリータ(ニコール・ソラス)[c]2024 20th Century Studios. All Rights Reserved.

監督をリチャード・ドナーが務め、グレゴリー・ペックが主演した映画『オーメン』は、6月6日午前6時に誕生し、頭に666のアザをもつ“悪魔の子”ダミアンに翻弄される人々の恐怖を描き、世界的ヒットを記録したホラー映画の金字塔。劇中に登場する「666」は新約聖書のヨハネの黙示録において“獣の数字”とされ、映画をきっかけに人々の脳裏に深く刻まれる数字となった。また、音楽を担当したジェリー・ゴールドスミスが第49回アカデミー賞作曲賞を受賞。その後『オーメン2 ダミアン』(78)、『オーメン 最後の闘争』(81)、『オーメン4』(91)とシリーズ化され、76年版をリメイクした同名映画『オーメン』(06)が公開、2016年には「ダミアン」としてテレビシリーズ化されるなど、いまなお根強い人気を誇っている。そして今回の最新作では、いままで謎に包まれてきた“悪魔の子”ダミアンの誕生に隠された秘密が明らかとなる。

このたび解禁された本予告は、物語の舞台となるイタリア、ローマに位置するとある教会の1シーンからスタート。奉仕生活を始めるためにやってきたアメリカ人修練生マーガレット(ネル・タイガー・フリー)が出会ったのは、修道院に預けられた少女カルリータ(ニコール・ソラス)。彼女の周囲ではなぜか人智を超えた不自然な連続死が起こり、その元凶はカルリータにあるとされていた。孤立するカルリータに自分の過去を重ねたマーガレットは、彼女を気に掛けはじめる。そこでマーガレットは偶然にも、恐怖で人々を支配すべく悪の化身を意図的に誕生させようとする、教会の恐るべき陰謀を知ってしまう…。暗躍する彼らを阻止しようとするマーガレットだったが、教会に隠された謎を解き明かしていくその先で、さらなる“戦慄の真実”を目撃する。

人々の信仰心を取り戻すため手段を選ばない教会側の陰謀に巻き込まれてしまったカルリータやマーガレット。映像では、彼女らの周囲で、おぞましい出来事が次々と起こっていく。なかには、初代『オーメン』公開当時全世界に戦慄が走った、なにかに取り憑かれたように不穏な笑みを浮かべ、「すべて あなたのためよ」と建物の上から身を投げた乳母を彷彿とさせる修道女の姿や、6月6日午前6時に誕生したダミアンを象徴する悪魔の数字“666”が誰かの頭部に浮かび上がっているのが見て取れる。実はこれらは全て、カルリータらに不吉な出来事が起こる予兆(オーメン)だ。また映像の終盤には、暗い部屋の片隅で「こんな事 ありえないわ…」と頭を抱え蹲るマーガレットの声に「すべて現実だ」という女性の声が不気味に重なる。

そして、新たに解禁された本ポスターは、赤と黒の2色で描かれた修道女と逆さ十字の影という何かを暗示するようなデザイン。本来は神聖な存在である修道女の影が悪魔崇拝を表す逆さ十字という相反するデザインは、ダミアンを生み出そうとする教会の陰謀を表しているかのよう。

主役のマーガレットを演じるのは、テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」やM・ナイト・シャマラン制作総指揮のApple TV+のオリジナル作品「サーヴァント ターナー家の子守」で注目を集めたネル・タイガー・フリー。大のホラー映画好きという彼女は「この映画は紛れもなく前日譚よ」と語り「つまり『オーメン』ユニバースの始まりね。だから理論的には一番大切なパートということにもなる。『オーメン』で起こった出来事の前に何があったのか、ダミアンの背後には誰がいたのか、そういう疑問の答えを観客はついに知ることができるのよ」と見逃せない1作だと自信をみせる。一方で、本作を手掛けた監督のアルカシャ・スティーブンソンは「だけど私たちは、これ1本だけでも成り立つ物語を創作することを重要視していました。もちろん1976年の『オーメン』も見てほしいですが、私たち独自のメッセージもこの映画で伝えているのです」と、シリーズ初見の人にとっても楽しめる1作だと説明している。


シリーズ1作目の公開から約半世紀過ぎても色褪せないレジェンド・オブ・ホラー『オーメン』の“はじまり”が描かれる本作。恐怖の果てに明らかとなる驚くべき“真実”をスクリーンで目撃してほしい!

文/スズキヒロシ

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