サーチライト製作で『ローズ家の戦争』をリメイク!ベネディクト・カンバーバッチ&オリヴィア・コールマンが夫婦役に
マーベル作品のドクター・ストレンジ役でおなじみのベネディクト・カンバーバッチと、『女王陛下のお気に入り』(18)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたオリヴィア・コールマンが、夫婦げんか映画の傑作『ローズ家の戦争』(89)をサーチライト・ピクチャーズがリメイクする『The Roses』で主演を務めることが決定。「Variety」など全米の複数メディアが報じている。
ウォーレン・アドラーの小説を原作とした『ローズ家の戦争』は、仕事にも家庭にも恵まれていた完璧な夫婦の泥沼の離婚劇を描いたブラックコメディ。マイケル・ダグラスとキャスリーン・ターナーが夫婦役を演じ、夫側の弁護人を演じたダニー・デヴィートが自ら監督を兼任。北米累計興収8600万ドル、全世界興収1億6000万ドルを超えるヒットを記録しただけでなく、ゴールデン・グローブ賞では作品賞(コメディ/ミュージカル部門)など3部門にもノミネートされた。
報道によれば、カンバーバッチとコールマンは“ローズ家”の夫婦であるテオとアイビーを演じるだけでなく、プロデューサーとして作品に携わる。メガホンをとるのは「オースティン・パワーズ」シリーズや「ミート・ザ・ペアレンツ」シリーズのジェイ・ローチ監督で、脚本は『女王陛下のお気に入り』や『哀れなるものたち』(公開中)のトニー・マクナマラが担当する。
サーチライト・ピクチャーズの共同社長マシュー・グリーンフィールドは「これはとても愉快痛快ですばらしく、とても深い人間ドラマです。ジェイが指揮を執り、ベネディクトやオリヴィア、トニーといったドリームチームと共にこのプロジェクトに命を吹き込んでいきます」と意気込みを語っている。現在開発が進められている本作の詳しい制作時期や公開時期などは未定。続報を楽しみに待とう!
文/久保田 和馬