次世代AKB加藤玲奈は真面目じゃない!?『二度めの夏、二度と会えない君』の劇中バンドがスペシャルライブを決行!
バンド活動に明け暮れる高校生の青春群像を描いた人気ライトノベルを原作にした『二度めの夏、二度と会えない君』(9月1日公開)。文化祭でライブをすることを夢見る少女・燐(吉田円佳)に誘われてバンドを結成することになった高校3年生の智(村上虹郎)。しかし、夏の終わりに引き裂かれてしまった二人の関係に、後悔を抱えた智は夏の始めまでタイムリープ。燐との出会いからもう一度“あの夏”をやり直していく青春ラブストーリーだ。
本作の公開を記念して8月24日に東京・渋谷のライブハウスで行われた、ヤマハミュージック主催の「ニドナツバンド選手権2017」のファイナルイベントにおいて、劇中で主人公たちが結成するバンド「Primember」(村上虹郎、吉田円佳、加藤玲奈、山田裕貴)が最後の生演奏を披露した。久々の4人の演奏について、緊張した面持ちのメンバーたち。「緊張を楽しさでカバーしている」と語る村上を筆頭に、4人は和気あいあいとしたトークを披露。息の合ったチームワークの良さを見せつけた。
「Primember」を支える生徒会長を演じたAKB48の加藤玲奈は、念願となるバンド参加について「撮影の時には羨ましいなって心から思っていたので、こうやって一緒に歌えることをありがたく思います」と、劇中のキャラクターを彷彿とさせる真面目なコメントを披露。ムードメーカーの山田は「ネットニュースに乗るやつだ」と笑顔でツッコミを入れながら、彼女の参加を「ウェルカムです」とあたたかく迎え入れた。
そんな加藤は、演じた役柄について訊かれると「普段真面目じゃないので」とさらりと返答。他のメンバーからは「アイドルさん!」とツッコミが飛ぶ一幕も。それでも「どうやって真面目に見せるか考えました」と女優らしいコメントを披露。劇中ではAKB48のときと違う一面を見せてくれることだろう。
また、今回が演技初挑戦となるガールズバンド「たんこぶちん」のボーカル&ギターの吉田円佳は、倒れるシーンの撮影について「倒れたことがないので、めちゃくちゃ難しかった」と、演技初挑戦らしい素朴なエピソードを披露。そんな吉田に対して、メンバーの中で最も演技経験が豊かな山田は「まったくそんなことは感じられなかった。彼女のピュアさがキャラクターに投影されていて素晴らしかった」と褒め称えた。
この「ニドナツバンド選手権2017」は、全国の高校軽音部を対象に開催したコピーバンドコンテスト。全国3000校の中から、東京と大阪で行われたセミファイナルを勝ち進んだ2校がグランプリをかけて、バンドの聖地・渋谷duo MUSIC EXCHANGEのステージで課題曲に挑む。
これから本選に挑む高校生たちに対して、村上は「みなさん楽しんできたからここまで来れたんだと思います。緊張していると思いますが、思う存分輝いてくれればハッピーです。応援しています」と激励した。【取材・文/久保田和馬】