「寄生獣 -ザ・グレイ-」菅田将暉演じる泉新一サプライズ登場!「これがいま勢いのある韓国ドラマの作り方なのか」|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「寄生獣 -ザ・グレイ-」菅田将暉演じる泉新一サプライズ登場!「これがいま勢いのある韓国ドラマの作り方なのか」

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「寄生獣 -ザ・グレイ-」菅田将暉演じる泉新一サプライズ登場!「これがいま勢いのある韓国ドラマの作り方なのか」

岩明均の「寄生獣」をベースに、『新感染 ファイナル・エクスプレス』(16)のヨン・サンホ監督が韓国を舞台に描くNetflixシリーズ「寄生獣 -ザ・グレイ-」。このたび、今回、泉新一が“右手”を差し出す場面写真と、泉を演じた菅田将暉が韓国ドラマ初出演への想いを語るコメントが解禁となった。

【写真を見る】原作「寄生獣」の主人公である泉新一を菅田将暉が演じた
【写真を見る】原作「寄生獣」の主人公である泉新一を菅田将暉が演じた[c]Netflix シリーズ「寄生獣 -ザ・グレイ-」独占配信中/[c]岩明均/講談社

捕食した人間に“擬態”して生きる寄生生物=パラサイトが韓国に襲来していたら…そんな発想から生まれた本作。社会に居場所を無くした孤独な主人公チョン・スイン(チョン・ソニ)にパラサイトの魔の手が迫るが、乗っ取りは失敗し、パラサイト“ハイジ”との奇妙な共存関係が始まるのだった。4月5日に配信が開始されると、Netflixの週間グローバルTOP10(非英語シリーズ)で堂々の1位を獲得。人間とパラサイトの激しい争い、圧巻の映像、善悪の境界線を揺るがす人間ドラマにハマる人が続出している。そんななか、菅田演じる泉のまさかのサプライズ登場は大きな話題を呼んでいた。

泉は、原作「寄生獣」の主人公であり、日本で実写化された『寄生獣』(14)、『寄生獣 完結編』(15)では染谷将太が演じ、アニメ「寄生獣 セイの格率」では島崎信長が声を務めたキャラクター。原作では、ある時日本にパラサイトが飛来し、泉を襲撃したところから物語が始まっていく。“泉新一が登場し右手を差しだす”という描写には、本作と原作「寄生獣」の世界観が交わっていることを象徴する役割があったそうで、サンホ監督は「エンディングに登場する『泉新一』と『ミギー』はとても重要な役柄だった」と明かしている。

社会に居場所を無くした孤独な主人公チョン・スインとパラサイト、ハイジの物語が描かれる
社会に居場所を無くした孤独な主人公チョン・スインとパラサイト、ハイジの物語が描かれる[c]Netflix シリーズ「寄生獣 -ザ・グレイ-」独占配信中/[c]岩明均/講談社

日本が誇る「寄生獣」をベースにした作品に出演したことについて、菅田は「『地獄が呼んでいる』を見ていたので、サンホ監督の作品に出られる嬉しさと驚きがありました。また、小学生の頃に読んだ『寄生獣』の泉新一を演じられるということで、ワクワクしていました」と率直な思いを明かした。菅田にとって今回が初の韓国ドラマ出演となるが、撮影時の印象について、「撮影している景色としては日本とあまり変わらなかったです。でも、元アニメーション作家であるヨン監督ならではの、現場のシステム作りというものに感動しました。CGも多い現場だったので、撮影前にアニメーションでイメージ映像を見せてもらい、撮影後にすぐ簡易的に画を繋いで合成パートの確認もしていました。これが今勢いのある韓国ドラマの作り方なのか、と思いました」と驚きを語った。そして、「現代社会を反映した作品でもあるので、僕自身も楽しみです。ただのファンタジーでは終わらない作品になっていると思うので、様々な国の方々が観た時の反応が楽しみです」とコメントを締めくくっている。


“襲われる人間vs襲うパラサイト”という構図だけではなく、人間に味方をするパラサイトがいたり、人間側にも裏切り者がいたりと、さまざまな要素が紡がれる。天涯孤独なスインは、ハイジと出会い、様々な者たちと出会うなかで変化していく姿をぜひ劇場で目撃してほしい。

文/鈴木レイヤ

※島崎信長の「崎」は「たつさき」が正式表記

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