『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がぶっちぎりで初登場No. 1!怪盗キッドが“1億ドルの男”へまっしぐら

コラム

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がぶっちぎりで初登場No. 1!怪盗キッドが“1億ドルの男”へまっしぐら

4月12日から4月14日までの全国映画動員ランキングが発表。ついに公開を迎えた劇場版「名探偵コナン」シリーズの第27作『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(公開中)が、期待通りぶっちぎりのオープニング成績を叩きだして初登場1位を獲得。まずはその記録づくめの観客動員数&興行収入をチェックしていこう。

『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がシリーズ最高のオープニング成績を樹立!

シリーズ第27作は、史上最大の上映規模で公開!
シリーズ第27作は、史上最大の上映規模で公開![c]2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

全国515館(IMAX50館、MX4D13館、4DX64館、Dolby Cinema8館)というシリーズ史上最大の規模で公開された『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』。その初日から3日間の動員は227万4333人、興収は33億5249万4500円。昨年の前作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23)対比106.5%というシリーズ最高のスタートダッシュであり、また『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(20)に次いで日本歴代2位の破格のオープニング成績でもある。

公開前の事前試写会が一切行われずに迎えた公開初日には、全国10都道府県の23劇場で午前0時から“世界最速上映”が行われ大盛況。初日の12日は平日だったにもかかわらず1日だけで興収9億6000万円を突破。13日と14日の土日はそれを大きく上回り、それぞれ1日だけで10億円を超える興収を叩きだすなど、毎年恒例のことではあるが映画館は「名探偵コナン」一色に。

舞台は函館。大スクリーンで観る美しいロケーションと怒涛のアクションは手に汗握る
舞台は函館。大スクリーンで観る美しいロケーションと怒涛のアクションは手に汗握る[c]2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

もはや“国民的アニメシリーズ”を通り越してゴールデンウィーク前の風物詩ともなりつつある「名探偵コナン」シリーズ。第16作の『名探偵コナン 11人目のストライカー』(12)から第23作『名探偵コナン 紺青の拳』(19)まで8作連続で右肩上がりの興行を継続し、第17作『名探偵コナン 絶海の探偵』(13)以降は毎年シリーズの興収新記録を更新。コロナ禍で1年の延期となった『名探偵コナン 緋色の弾丸』(21)で一度流れがストップしたものの、翌年の『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』(22)で再びシリーズ最高の興収を叩きだした。


そして昨年、『黒鉄の魚影』でシリーズの悲願であった興収100億円を、公開からわずか24日間で突破する快挙を達成。最終的に興収138億8000万円、動員978万人という非の打ち所がない数字を叩きだすことに成功。となれば今年は、2作連続で興収100億円を突破すること、前作を上回るシリーズ最高の興収を記録すること、そしてシリーズ初の観客動員数1000万人を達成することが目標となるだろう。まだ公開されたばかりではあるが、その3つとも実現の可能性は非常に高い。

【写真を見る】5年前に逃した“100億円の男”の称号を今年こそ!初日3日間の成績は記録ずくめ
【写真を見る】5年前に逃した“100億円の男”の称号を今年こそ!初日3日間の成績は記録ずくめ[c]2024 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

ちなみに怪盗キッド(声:山口勝平)が劇場版に登場するのは『紺青の拳』以来。同作は最終興収93億7000万円で、キッドはあと一歩のところで“100億の男”に届かなかった。しかし同作のオープニング初日3日間成績と比較すると、今作は動員が156%で興収はなんと178%。あわよくばキッドは、“100億の男”ではなく“1億ドル(現在のレートでは153億円)の男”になれるかもしれない。最大の勝負所となるゴールデンウィークに向けて、『100万ドルの五稜星』の推移を楽しみに見守っていきたい。

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