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【相関図付き】「SHOGUN 将軍」最終話配信に備えよ!虎永、按針、鞠子たちの戦いを一挙振り返り

コラム

【相関図付き】「SHOGUN 将軍」最終話配信に備えよ!虎永、按針、鞠子たちの戦いを一挙振り返り

虎永の息子、長門がまさかの暴走!?/第4話「八重垣」

網代が舞台となった本エピソードは濃厚な人間ドラマが味わえる。網代に着いた按針は、旗本として屋敷と妻を与えられた。奥方に指名されたのは、広松の孫で文太郎の姪にあたる藤(穂志もえか)で、形式だけの妻として按針の身の回りの世話をすることになった。通訳として2人と同じ屋敷で暮らす鞠子は、按針と心が通じ合いやがて結ばれる。江戸に戻る虎永の代わりに網代に残った息子の長門(倉悠貴)や藪重のもと、按針は海戦で培った大砲による射撃術を披露。その精度の高さが長門らを驚かせる。そんななか、石堂の使者、根原丞善(ノブヤ・シマモト)が網代にやって来る。衝動的な性格の長門は、かねてから自分を見下していた根原を按針仕込みの砲術で殺害してしまう。

長門の常軌を逸した行動に慌てふためく藪重
長門の常軌を逸した行動に慌てふためく藪重[c] 2024 Disney and its related entities

按針と鞠子が互いを理解し受け入れる様子が描かれるほか、鞠子や藤を通してこの時代の女性たちの哀しみや生き方にも言及。父の虎永を妄信的に崇めつつ七光りと見下されることを嫌う長門、藪重の甥で叔父以上の策士としての一面を覗かせた樫木央海(金井浩人)も気になる存在に。

按針と鞠子が互いを理解し合う一方、長門の暴走も描かれる第4話の人物相関図
按針と鞠子が互いを理解し合う一方、長門の暴走も描かれる第4話の人物相関図[c] 2024 Disney and its related entities

日本人の死生観が浮き彫りに/第5話「父の怒り」

全10話の折り返しとなる今回は、後半に向けてさらなる盛り上がりを見せる一篇だ。長門が根原を殺したことで五大老は虎永弾劾で意見がまとまった。それを実行するために、石堂らは早急に5人目の大老を決める必要に迫られる。一方の虎永は、死んだと思われた文太郎を連れて網代に戻る。石堂の軍勢に切り込んでいったあと、窮地を切り抜け生き延びていたのだ。按針の屋敷で暮らすことになった文太郎は、これまで以上に鞠子に厳しく接し、逆臣の娘であるという自身の過去を按針に告白するよう強要。それでも夫の元を離れようとしない鞠子に業を煮やし、さらに自身が何の気なしに口にした言葉が一人の人間を死に追いやってしまう事態に発展し、按針は日の本を発ちたいと虎永に嘆願するほど動揺する。そんななか、伊豆地方で大地震が発生。崖崩れに巻き込まれた虎永は按針に救出されたが、多くの兵が犠牲になってしまう。

伊豆地方を大地震が襲い、虎永は多くの兵を失ってしまう
伊豆地方を大地震が襲い、虎永は多くの兵を失ってしまう[c] 2024 Disney and its related entities

文太郎の帰還という想定外の展開をはじめ、日本人の死生観が理解できず苦悩する按針や、網代が壊滅するスペクタクルが展開。さらに太閤の側室で、跡取りである八重千代の母でもある落葉の方(二階堂ふみ)も本格的に登場。これで役者がすべてそろった。

日本人の死生観が理解できず苦悩する按針、大地震で網代が壊滅するスペクタクルに圧倒される第5話の人物相関図
日本人の死生観が理解できず苦悩する按針、大地震で網代が壊滅するスペクタクルに圧倒される第5話の人物相関図[c] 2024 Disney and its related entities

戦国の世を生きる女性たちの厳しい生き様/第6話「うたかたの女たち」

本エピソードはタイトル通り、女性たちの物語である。落葉の方は、かつて太閤が仕えていた武将、黒田信久(尾崎英二郎)の娘。信久の家臣だった明智仁斎(竹内豊)の娘、鞠子とは姉妹のように育った幼なじみだった。大坂城に戻った落葉の方は、石堂に早急に虎永を討伐すべきと訴える。策略家で本心を見せない虎永を、父・信久の死を画策した張本人だと信じていたからだ。そんな彼女の後ろ盾を得た石堂は、独善的な行動を取り始め、五大老たちの連携に亀裂を生じさせていく。一方の虎永は、自分を崖崩れから救った按針を大砲連隊の指揮官に抜擢。また、ポルトガルとの戦いにこだわる按針の頭を冷やすため、彼を遊女と遊ばせるよう鞠子に命じるのだった。

虎永を父・黒田信久の死を画策した張本人だと信じる落葉の方
虎永を父・黒田信久の死を画策した張本人だと信じる落葉の方[c] 2024 Disney and its related entities

鞠子や落葉の方のたどってきた道のり、伊豆一の遊女である菊(向里祐香)やその茶屋を切り盛りする吟(宮本裕子)の思惑など、戦国の世の女性たちの厳しい生き様がドラマチックに描かれる。文太郎に嫁がせた父の真意を虎永から聞かされた鞠子が、自分の宿命を悟るクライマックスへの伏線にも注目だ。

鞠子、落葉の方らをはじめ、戦国の世の女性たちの厳しい生き様が描かれる第6話の人物相関図
鞠子、落葉の方らをはじめ、戦国の世の女性たちの厳しい生き様が描かれる第6話の人物相関図[c] 2024 Disney and its related entities

策略と裏切り、突然の死にも直面する虎永/第7話「線香一本の時」

幼いころから戦の神童と呼ばれてきた虎永。本エピソードではそんな彼の過去が明かされる。石堂たちとの全面対決が避けられないと悟った虎永は、大坂に攻め入る決意を固める。そこで地震で失った兵力を補うため、異母弟である佐伯信辰(奥野瑛太)に加勢を申し入れた。信辰は軍を率いて駆けつけたが、それは兄を助けるためではなく捕らえるためだった。虎永を追い込むため、石堂は信辰を五大老の1人に抜擢していたのだ。打つ手をなくした虎永は悩んだ末に降参を決意する。按針は、家臣を道連れに死を選ぼうとする虎永を非難。そんな時、長門が信辰を襲撃するが、誤って石に頭をぶつけ命を落としてしまう。

頼みの弟にも裏切られ、さらに窮地に陥る虎永
頼みの弟にも裏切られ、さらに窮地に陥る虎永[c] 2024 Disney and its related entities


元服を前に敵将の首を刎ねたという逸話を持つ虎永だが、信辰や幼少期から虎永を知る広松が明かしたのは、戦の神童とは異なるひ弱な過去。そんな黒歴史の数々が、敵も味方も駆け引き次第で操る虎永を生みだしたようだ。そんな底知れぬ虎永の真意を見透かしたのが、戦を終えたら江戸に遊郭を作らせてほしいと陳情に訪れた吟だけというのがおもしろい。

虎永の異母弟、佐伯信辰の裏切りが描かれ、長門が突然の死を迎える第7話の人物相関図
虎永の異母弟、佐伯信辰の裏切りが描かれ、長門が突然の死を迎える第7話の人物相関図[c] 2024 Disney and its related entities

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