桜を背にまっすぐ前を見つめる杉咲の姿が『朽ちないサクラ』主要キャストを写した場面写真

「孤狼の血」、「佐方貞人」、「合理的にあり得ない」など数々のシリーズが映像化されている柚月裕子の同名小説を杉咲花主演で実写映画化する『朽ちないサクラ』が6月21日(金)より公開される。このたび、主要キャストの姿を写した場面写真が到着した。

本作は柚月裕子の「サクラ」シリーズのはじまりとなる「朽ちないサクラ」が原作で、主人公は県警の広報職員という、本来は捜査する立場にないヒロインが、親友の変死事件の謎を独自に調査し、事件の真相と、次第に浮かび上がる“公安警察“の存在に迫っていく異色の警察小説。続編の「月下のサクラ」と合わせて累計40万部を刊行する人気シリーズとなっている。主人公の県警、広報職員26歳の森口泉を演じるのは演技派として絶大な信頼を集める杉咲。単独主演作となる本作では、“事務職のお嬢ちゃん”が自責と葛藤を繰り返しながら、強さを手に入れていく姿を繊細な演技で体現する。

メガホンをとるのは『帰ってきた あぶない刑事』(5月24日公開)の監督に抜擢された注目株、原廣利。これまで多くのドラマ作品を演出し、長編映画は本作が2作目となる。警察×サスペンス×ミステリーという王道のエンタテインメントに、洗練されたノワールの味付けを施し、主人公が己の正義感に目覚めていく成長譚として見事に仕立てている。また音楽を、放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で音楽を担当する森優太が務める。

今回、美しく咲き誇る満開の桜を背に強くまっ直ぐに前を見つめる泉の姿が印象的なカットをはじめとした場面写真が初解禁。ストーカー殺人、警察の不祥事、親友の死、に捜査権の無い警察事務職員、泉は、どう立ち向かっていくのか。そして、事件を追ううちに、自分自身が信じる正義と対峙し葛藤を繰り返し、強く成長を遂げる泉の姿が描かれる。

杉咲について、「目が強い」というプロデューサーの言葉をきっかけにキャスティングが決定した本作で、泉の視線がどのように変化を遂げるのか、その緻密な演技にも注目してほしいという。さらに、バディとなり泉と一緒に捜査する磯川(萩原利久)との場面写真も公開されており、このシーンは神社で衝撃的な真相を知ってしまう、物語の鍵となる場面となっているとのこと。ほかにも、県警捜査⼀課を指揮する梶山(豊原功補)や、泉の上司で元公安の富樫(安田顕)がそれぞれの立場から真相を追い求めて動きだす姿をとらえたものも。

信じるべき“正義”とは？そして、警察内部に隠された巨大な闇の正体とは？その答えは、ぜひ劇場で確かめてほしい！

文/サンクレイオ翼