星街すいせい、sakuma.が参加!MAISONdesプロデューサーに聞く映画『トラペジウム』主題歌へのアプローチとは?

インタビュー

星街すいせい、sakuma.が参加!MAISONdesプロデューサーに聞く映画『トラペジウム』主題歌へのアプローチとは?

「1人でなにかを聴きたくなった時、支えにしてもらえるような音楽をMAISONdesは作っていきたい」

「六畳半ポップス」をコンセプトに、一人一人に寄り添う音楽を創作してきたMAISONdes。いまはインターネットから自分の気分や趣味趣向に合った音楽を探して聴くことができる時代であり、誰もがより自分にマッチした音楽を追い求めている。そのニーズは以前よりもさらに細分化されているそうで、その一つ一つに応えたいと廣瀬は語る。「うる星やつら」のラムや『トラペジウム』の東ゆうなど、キャラクターの感情を因数分解することで生まれる、“あなたたち”ではなく“あなた”のための音楽。それがMAISONdesのポップスだ。

みんなに自身の夢を押しつけていたゆう…
みんなに自身の夢を押しつけていたゆう…[c]2024「トラペジウム」製作委員会

「MAISONdesの音楽は、道の真ん中をまっすぐ前を見据えて歩いている人よりも、もしかしたら道の端っこに自然と寄ってしまって目線も下向きの人たちのためのものかもしれません。そういう人は小さい路地やその向こう側など、前を向いている人には気づけないことに気づくことができる。アニメでも映画でも、世界を救うために敵をなぎ倒すような音楽は作れないかもしれないけれど、世界を救うヒーローも日常を生きている我々も共通して持っている一人の時間にしか思いを馳せないような感情の歌は作れると思います。一人でなにかを聴きたくなった時、支えにしてもらえるような音楽を作っていければ嬉しいです」。


取材・文/榑林史章


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