数字で見る『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』。GW戦線を前に“1億ドルの男”への道を過去のデータから分析!
『劇場版ブルーロック』『陰陽師0』が初登場!
さて今週は、完全に春休みからゴールデンウィークへと移り変わることを示すように、ランキングの上位に大きな変動が。新たに公開を迎えた2作品が『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』に次ぐ2位と3位にそれぞれランクインしている。
2位に初登場を果たしたのは、「週刊少年マガジン」に連載されコミックス累計発行部数3000万部を超えた人気漫画「ブルーロック」の初の映画作品となる『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』(公開中)。潔世一を主人公とした本筋とは異なるスピンオフ作品として、桁外れのサッカーセンスを持つ天才FWの凪誠士郎の視点から“ブルーロック”での戦いを描いた物語だ。
初日から3日間の動員は33万7000人、興収は4億6300万円と、「名探偵コナン」が相手でなければ首位スタートを飾ってもおかしくない好成績を記録。原作者の三宮宏太描き下ろし漫画などが収められた豪華な入場者プレゼントが好調の後押しとなっており、次週末の4月26日(金)からは早くも第2弾入場者プレゼントの配布も決定。こちらも大ヒットに期待が持てそうだ。
また3位には、実在の“呪術師”安倍晴明の生誕1100年を記念して製作された山崎賢人主演の『陰陽師0』(公開中)が、初日から3日間で動員18万7000人、興収2億5500万円を記録してランクイン。夢枕獏原作の「陰陽師」シリーズの映画化は野村萬斎が主演を務めて社会現象を巻き起こした『陰陽師』(01)と『陰陽師II』(03)以来21年ぶり。今作では若き日の安倍晴明の物語が完全オリジナルストーリーで描かれていく。
4位には4月20日から新たな入場者プレゼントの配布がスタートした『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(公開中)がランクイン。累計成績は動員683万人、興収97億円を突破。そして春休みにサプライズヒットを飛ばした『変な家』(公開中)は一気にスリーランクダウンの5位となったが、累計成績は動員328万人、興収41億円を突破。どちらもゴールデンウィークに再び勢いを増すことだろう。
以下は、1~10位までのランキング(4月19日〜4月21日)
1位『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』
2位『劇場版ブルーロック -EPISODE 凪-』
3位『陰陽師0』
4位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』
5位『変な家』
6位『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』
7位『オッペンハイマー』
8位『四月になれば彼女は』
9位『ゴジラ-1.0』
10位『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』
今週末は、「モンスターヴァース」の第5弾でゴジラとコングの前に未知の脅威が立ちはだかる『ゴジラxコング 新たなる帝国』(4月26日公開)、BTSのSUGAのソロワールドツアーのFINALの模様を収録したライブフィルム『SUGA Agust D TOUR ‘D-DAY’ THE MOVIE』(4月26日公開)などが控えている。
文/久保田 和馬