何色にでも染まれる見上愛の”真っ白さ”に注目!『不死身ラヴァーズ』でも変幻自在の魅力爆発

コラム

何色にでも染まれる見上愛の”真っ白さ”に注目!『不死身ラヴァーズ』でも変幻自在の魅力爆発

別冊少年マガジンで発表された高木ユーナによる同名漫画を原作に、松居大悟が監督を務め実写映画化した『不死身ラヴァーズ』(公開中)。何度も出会いと別れを繰り返す男女の“運命の恋”を描いたラブストーリーだ。本作で真っすぐでピュアな主人公の長谷部りのを演じるのは、大河ドラマ「光る君へ」への出演も控える見上愛。近年様々な話題作に出演を続ける彼女は本作が映画単独初主演となる。そこで本稿では、2019年にドラマ「ボイス 110緊急指令室」のゲスト出演で女優デビューを果たした見上愛のこれまでを振り返っていく。

【写真を見る】じゅんをひたむきに想い続ける、天真爛漫なりのを好演
【写真を見る】じゅんをひたむきに想い続ける、天真爛漫なりのを好演[c]2024「不死身ラヴァーズ」製作委員会 [c]高木ユーナ/講談社

デビュー後、立て続けに話題のドラマに出演

「ボイス 110緊急指令室」でのデビュー後にまずレギュラー出演したドラマが上白石萌音主演の「恋はつづくよどこまでも」。見上は上白石演じる看護師、七瀬の先輩である高津若菜を熱演。キュートな笑顔が印象的な役どころだった。さらに翌年は野木亜紀子のオリジナル脚本による刑事ドラマ「MIU404」に、橋本じゅん演じる陣馬の娘、澪役として出演。出演時間こそ長くはなかったが、父親を毛嫌いしながらも、彼の活躍を目にし態度を軟化させていく澪の姿に、心がフッと柔らかくなった人も多かっただろう。

そんな見上がドラマ初主演をはたしたのは2022年。小説サイトで話題を集めた人気作を実写化した「liar」で佐藤大樹と共に主演を務めた。本作では「好き」だという本音を隠して関係を深めていく大人の恋愛が描かれているが、見上が演じたのは、佐藤演じる市川に悪印象を抱きつつも、次第に惹かれていってしまう新人社員の成田。はじめは市川に反発しつつも、少しずつ大人になっていく様子をせつなくも繊細に演じた。
ここまで、デビュー間もない期間ながら、ピュアな姿から芯のある大人の女性への一歩を踏みだす姿まで、その表情の豊かさを見せつけている。


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