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「『シティーハンター』だから新宿で撮るしかない」プロデューサーが明かす、作品愛あふれる鈴木亮平もこだわった新宿ロケ撮影の裏側

インタビュー

「『シティーハンター』だから新宿で撮るしかない」プロデューサーが明かす、作品愛あふれる鈴木亮平もこだわった新宿ロケ撮影の裏側

「ロケ地にも天気にも、そして役者、スタッフにといろいろと恵まれた撮影」

新宿ロケのエモいシーンもいっぱい!
新宿ロケのエモいシーンもいっぱい![c] 北条司/コアミックス 1985

作品愛が深すぎる鈴木が大好きなシーンとして挙げたのは、物語のラストで朝焼けの西新宿から歌舞伎町に向けて靖国通りをミニクーパーが走る場面だ。「あれは監督のアイデアで生まれたシーンです。車内からの実景なので、鈴木くんは映ってないけれど(笑)。監督の狙いどおりの朝日が撮影できました。朝日がビルに反射して見えるのをやりたいというので、とにかく何回もロケハンに行って。時間と角度によってガラスに映らないし、空撮の空の光も合わなきゃいけない。何度も夜明けのテストに行きました。撮影そのものは大掛かりなことないのだけれど、準備は本当に大変でした。まあ、出来上がったものを観たらやってよかったという気持ちにしかならないんですけれどね(笑)。僕もあのシーンは大好きです。あの情感たっぷりの場面から香とのドタバタという流れも絶妙だし、『シティーハンター』らしくていいですよね」としみじみ。

作品に欠かせないミニクーパー
作品に欠かせないミニクーパー[c] 北条司/コアミックス 1985

ガラスに映る朝日の撮影にもこだわり抜いた本作のロケは天気にも恵まれた。「忙しい役者さんばかりをキャスティングしたので、スケジューリングは大変でした。1月は2日雨が降ったら崩壊、みたいなスケジュール。撮影許可もピンポイントで取っているので、雨が降った時の段取り調整は本当に大変で。制作部の頑張りは言うまでもないのですが、40何年か振りに降水量の少ない1月というのも味方して、今回のMVPは天気だと言ってもいいくらい、ここで降ったら終わりというところでも降らなくて。ロケ地にも天気にも、そして役者、スタッフにといろいろと恵まれた撮影でした」。


取材・文/タナカシノブ


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