撮影裏話アリ!映画『シティーハンター』の世界観に没入できる聖地巡礼スポット

コラム

撮影裏話アリ!映画『シティーハンター』の世界観に没入できる聖地巡礼スポット

歌詞も振り付けも鈴木の考案!星柄パンツで“もっこりダンス”

”もっこりダンス”は名古屋のフィリピンパブで撮影
”もっこりダンス”は名古屋のフィリピンパブで撮影[c] 北条司/コアミックス 1985

脚本段階から企画に参加していた鈴木。「鈴木くんが思い描く世界観を僕らはどうやるのか。それを監督がどう演出し、僕たちが準備をして実現するのか。そこにシフトしたことがすごくよかったと思っています」と振り返った押田プロデューサー。「もっこりちゃーん、もっこりちゃーん!」の掛け声にあわせて、星柄のブーメランパンツで踊る“もっこりダンス”。掛け声にあわせてパンツを脱ぎ捨て裸踊りまで披露するコミカル満載のシーンは鈴木の考案。当時の様子について押田プロデューサーは「『これ、やりたいです。』ってLINEが来て(笑)。あのブルーのパンツも自身でお取り寄せしてました」と思い出し笑い。鈴木演じる獠がいるだけで新宿に違いない、歌舞伎町にある店のはず…と思ってしまうが、「撮影は名古屋のフィリピンパブ。歌舞伎町の店内で撮影したシーンは作中には登場していないんです」と少し残念そうにしていたが、歌舞伎町の雰囲気は存分に出せたシーンだと充実感を滲ませた。

シリアスとコミカルのギャップを存分に堪能できるシーン
シリアスとコミカルのギャップを存分に堪能できるシーン[c] 北条司/コアミックス 1985

美女に目がなくお調子者でありながら、新宿の裏社会に生きる超一流スイーパーの冴羽獠。コミカルとシリアスが同居するキャラクターで、最大の魅力はギャップだ。そんなギャップを存分に楽しめるのがコスプレイヤーのくるみの護衛でコスプレ会場に出向き、敵と遭遇するシーンだ。ロケ地は東京テレコムセンター。“馬もっこり”でコスプレしたおふざけ全開(名刺を差しだすシーンは特におすすめ!)の獠で思いっきり笑ったあとには、手に汗握る銃撃戦を繰り広げる。本作では劇中に登場する6種のモデルガンを購入し、全部の銃をノールックで操れるよう練習を繰り返し、さらには海外で実銃の訓練も受けたという鈴木による「冴羽獠」らしいガンアクションも見どころとなっている。


映画『シティーハンター』の舞台は現代の新宿
映画『シティーハンター』の舞台は現代の新宿[c] 北条司/コアミックス 1985

押田プロデューサーに聖地巡礼としておすすめのスポットを尋ねてみたところ、「今回の撮影で歌舞伎町商店街振興組合の人が『歌舞伎町は、行きたい目的があるから来る場所ではなくて、ここに来ればおもしろいこと、楽しいことが見つかる場所』と言っていて。なるほどなって思ったんです。歌舞伎町は来る場所。そこでおいしいものや遊ぶ場所、楽しいことを探す場所。来ること自体が楽しい場所、言い得て妙だと思いました」とのこと。本作の聖地巡礼でどこを訪れようか迷ったら、まずは歌舞伎町へ。行きたいスポットがイメージできるかも!?

文/タナカシノブ


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