NOAが共感した、主人公“ノア”の生き様。『猿の惑星/キングダム』の没入感に「概念を覆される」
「やっぱり人間と動物には距離がある。その距離感のようなものを感じてすごくリアルでした」
動物好きのNOAは、“猿たち”の立場でも気持ちを考えたという。「ノアが幼馴染のアナヤやスーナと人間が作った絵本を見るシーンがあります。絵本のなかで檻に入っている猿を見てすごくショックを受けていました。もし僕が檻に入っている人間の絵を見たら、やっぱりすごく変だと感じるだろうし、ショックを受けると思うんです。共感とは少し違うかもしれないけれど、不平等に対する気持ちが理解できるというのかな。『もし、逆の立場だったら…』みたいなことを改めて考えさせられたシーンの一つです」と説明した。
物語のカギを握る少女ノヴァ/メイ役のアーランの芝居にも引き込まれたと語ったNOA。「よくも悪くも自分のこと、人間のことしか考えていないところはたまに見えていたけれど、どこかノアと心が通じ合ったようにも思えていたから、プロキシマスとの戦いのシーンでは彼女の行動に期待しちゃった部分があって。だからこそ、メイの選択を残念に思ったシーンもありました。やっぱり人間と動物には距離がある。その距離感のようなものを感じてすごくリアルでした。実際自分がもし“猿と共存してください”と急に言われたら、同じ行動をする気もするから理解できる部分もあるし…。最初に野生化した人間のように振る舞っていた姿もリアルで、本当に動物のように見えたから、彼女が言葉を発したシーンはすごくびっくりしました。『喋れるんだ!』って」と、アーランの説得力のある芝居に魅了されたと明かした。
もし、ノアと同じ境遇になったら、メイのことを信じることはできるのだろうか。「信じたいとは思います。目的は違うかもしれないけれど、見ている方向は同じだと思うから、なにかしら繋がれるポイントがある気がしていて。だからこそ一緒に前に進みたいって気持ちを持つと思うから、ちょっと疑うかもしれないけれど信じて手を組むと思います」。
NOAのお気に入りのキャラクターはノアの幼馴染、アナヤ。「すごくかわいくて大好きです。アナヤみたいな友だちは絶対1人はいてほしいタイプ。彼のような人がいるだけで、すごく救いになります。プロキシマスのもとで奴隷のような扱いを受けている姿は見ていてすごくつらかったですが、ノアの作戦を聞いて『僕なしじゃできないでしょ』とついて来てくれた時は、うれしかったし、やっぱり超かわいい!って思いました」と目を細める。
■衣装協力
・ジャケット¥128,700、パンツ¥92,400(ともにDIESEL / 0120-55-1978)
・トップス¥11,000(Calvin Klein Jeans:カルバン・クライン カスタマーサービス / 0120-657-889)
・チェーンリング¥19,800(Scat:ティーニーランチ / 03-6812-9341)
・そのほか スタイリスト私物