エディ・レッドメインやジェフ・ゴールドブラムら、メットガラのドレスコードを体現したハイレベル&残念なメンズルック総まとめ!
●エディ・レッドメイン
エディ・レッドメインは、ブレザーの裾がそのままスカートのようになっていて、タイを結んでいるのかと思いきや、シルク素材のシースルーな首元にデザインが施されているユニークなルックで登場。インタビューで、「線画、特にチャコール(炭)で描かれたものが好きだから」と、アートと融合させた特別な夜の装いについて説明した。これは、自身の名前を冠したロンドン出身のデザイナー、スティーブ・オー・スミスのもの。スミスによると、まずはバラードの小説を読み、アクリルでドローイングし、服へと落とし込んだそう。アートへの敬意は、メットガラのテーマでもある。ドレスコードへの反映も、とてもスタイリッシュ!
●アッシャー
メットガラ・アフターパーティで今年のホストを務めたというアッシャーは、溶けたような赤いバラのアクセサリーが、ドレスコードの「The Garden of Time」にとても合っていた。2024年シーズンからクリエイティブ・ディレクターに就任したショーン・マクギアーによるアレキサンダー・マックイーンの、襟にもバラの装飾がついたクロークもダイナミックでクール!
●ジョナサン・ベイリー
これまでに演じてきた役柄のイメージも大きいと思うが、今回のドレスコードには、ジェントルマンというよりプリンスのエッセンスがより合うのだろう。Netflixの人気ドラマ「ブリジャートン家」俳優、ジョナサン・ベイリーのスウィートなルックスには花が似合う。この日まで大忙しだったであろう、ジョナサン・アンダーソンによるロエベのダブルブレステッドも可憐だし、ピンクカラーは男性も積極的に取り入れるべきカラーであることを証明!
メットガラだから無礼講!とはいかなかったスタイリングたち
●ステフォン・ディグスとセバスチャン・スタン
フットボール選手のステフォン・ディグスには、とあるメディアから「ゴミ袋かと思った」との痛い指摘が…。全身黒でまとめたセバスチャン・スタンも、同じSFでも、バラードの世界観ではなく『マトリックス』のよう。そう聞いてしまうと、それにしか見えないのはツラい。
●グスタフ・マグナー・ウィッゾーとジョーダン・ロス
ビリオネアのグスタフ・マグナー・ウィッゾーはなにかには扮していたようだが、果たして“なに”だったのか…。ジョーダン・ロスは、ドレスコード通り(?)の庭になりきった。とはいえ、こういうセレブたちがいるから、メットガラはおもしろいのかも!
文/八木橋 恵