妻夫木聡&広瀬すず&窪田正孝&永山瑛太共演『宝島』実写映画化!2025年に公開決定

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妻夫木聡&広瀬すず&窪田正孝&永山瑛太共演『宝島』実写映画化!2025年に公開決定

妻夫木聡が主演を務め、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太が共演する映画『宝島』が2025年に公開されることが決定した。

【写真を見る】『宝島』超ティザービジュアル公開
【写真を見る】『宝島』超ティザービジュアル公開[c]2025「宝島」製作委員会

本作は、第160回直木賞に審査委員から満場一致で選ばれ、さらに第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞した真藤順丈による同名小説を、「るろうに剣心」シリーズや『レジェンド&バタフライ』(23)を手がけた大友啓史による監督で実写化するエンタテインメント大作。NHKに在局中、連続テレビ小説「ちゅらさん」の演出を担当していた大友が、原作に惚れこみ映像化を熱望。戦後沖縄の20年の歴史と圧倒的熱量で描かれた原作に向き合い、細部まで徹底されたこだわりやセリフのないシーン、物語の中心ではない市井の人々にまで熱い感情を注ぎ込む。

沖縄がアメリカだった時代。米軍基地から奪った物資を住民らに分け与える“戦果アギヤー”と呼ばれる若者たちがいた。その中心にいるのは、いつか「でっかい戦果」を上げることを夢見る幼なじみのオン、グスク、ヤマコ、レイ。その中でも、英雄的存在であり、リーダーとしてみんなを引っ張っていたのが、一番年上のオンだった。全てをかけて臨んだある襲撃の夜、オンは「予定外の戦果」を手に入れ、突然消息を絶つ…。残された3人はやがて、警察官、小学校の先生、ヤクザになり、それぞれの想いを胸に、憧れの存在オンの失踪の謎を追う。

警察官になり、英雄オンの痕跡を追う親友グスク役には妻夫木聡。本作の主演を務めるにあたり「再びコザを舞台にしたこの作品でグスクを演じることに運命を感じています。沖縄には、未だ続いている問題がたくさんあります。みんなの言葉にならない声を芝居に変えて伝えていくことが、この作品に導かれた僕の使命だと思っています。映画という枠を超えて一つになれる、この映画にはその力があると信じています。最後まで覚悟を持ってみんなで突き進んで行きたいと思います」と熱い想いを込める。

小学校の教師になり、恋人オンの帰りを信じて待ち続けるヤマコ役には広瀬すず。大きな喪失感を抱えながらも人に愛情を与えたくましく生きる役どころに「監督が『この作品では太陽でいてほしい』と仰ってくださったのがストレートに自分に届き、ヤマコはみんなの希望になっていいんだと、全力で演じたいと思いました。エネルギーを吸い取られるほどのチームの熱量は、映画にそのまま映るような気がしていて、私自身も既に完成が楽しみです」と決意と期待をのぞかせる。

そして消えた兄の影を追い求め、ヤクザになる弟レイ役は窪田正孝が演じる。『るろうに剣心』(12)以来12年ぶりとなる大友組に「情熱の絶えない大友監督が描く『宝島』は、どんな情景、感情の色彩をしているのか、現地で体感できることが楽しみです。共演者も熟練された実力者の方ばかりなので氣を引き締め精進し、現場で生まれる芝居、その変容を楽しみながら、『宝島』の一部になれたらと思っています」と意気込みを語る。

そして20年の歳月を経て明かされる、オンの衝撃の真実。島中が憧れ慕う英雄オン役には永山瑛太がキャスティングされ「妻夫木聡さん、広瀬すずさん、窪田正孝さん、という絶対的に信頼できる役者さんと共に、戦後の沖縄で、彼らが未来をしっかりと見据えて力強く生きた証を作品の中で残せるよう、身も心も大友組に捧げたいと思いました」と決意を語っている。

本作は、ハリウッドに拠点を置くLUKA Productions Internationalも製作に参加。企画プロデューサーの五十嵐真志は「素晴らしい原作に出会い、大友監督と一緒に是非映画化したいと、時間をかけて準備をしてきました。当時アメリカの統治下だった戦後の沖縄を描く、スケールの大きな作品のため、アメリカとの共同製作という体勢で臨みます」と海外展開も視野に語る。


今年2月に沖縄でクランクインした本作は、約2ヵ月間に及ぶ沖縄での撮影を終了。現在は、関東や和歌山県などで大規模なクライマックスシーンの撮影に入っており、6月にクランクアップを予定している。アジア・太平洋戦争での敗戦後、アメリカの統治下に置かれた沖縄を圧倒的スケールで描く本作。今後の続報からも目が離せない!

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