河合優実主演、山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』がカンヌで快挙達成!日本人監督6人目の国際映画批評家連盟賞を受賞
現地時間5月25日に閉幕した第77回カンヌ国際映画祭で「監督週間」に出品されていた山中瑶子監督の『ナミビアの砂漠』が、国際映画批評家連盟賞を受賞。女性監督として史上最年少で同賞に輝く快挙を達成した。
19歳で初監督を務めた『あみこ』(17)でPFFアワード観客賞を受賞し、第68回ベルリン国際映画祭フォーラム部門にも招待された山中監督にとって、本格的な長編第1作となった本作。主演を務めたのは『由宇子の天秤』(21)や『サマーフィルムにのって』(21)で数々の映画賞の新人賞を総なめにし、テレビドラマ「不適切にもほどがある!」で一気にお茶の間から大注目を浴びた河合優実。『あみこ』を観て女優になることを決意した河合が、山中監督に直接出演を願い出て今回のタッグが実現した。
国際映画批評家連盟賞は、FIPRESCI(国際映画批評家連盟)によって選ばれる独立賞のひとつで、過去にはヴィム・ヴェンダース監督やケン・ローチ監督、アキ・カウリスマキ監督といった世界の名匠たちが受賞。日本映画の受賞は小栗康平監督の『死の棘』(90)、諏訪敦彦監督の『M/OTHER』(99)、青山真治監督の『EUREKA』(00)、黒沢清監督の『回路』(01)、そして濱口竜介監督の『ドライブ・マイ・カー』(21)に続き6度目となる。
現地時間5月17日に行われた公式上映では現地メディア・批評家から熱烈な賛辞を集め、「21世紀の日本を生きる登場人物たちの間に絶え間なく存在する距離を捉え、それらのイメージを通して、現代における神経多様性を大胆不敵に探究している」という理由から国際映画批評家連盟賞に輝いた本作は、この夏に日本での劇場公開が決定している。世界を沸かせた日本映画の新たな才能を、是非とも劇場で目撃あれ。
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