『赤羽骨子のボディガード』撮影現場に潜入!ラウールのアクションにプロデューサーも満足「かっこよくキマる予感はしていた」
「ラウールさんは体の見せ方がうまい方なので、すごくアクションがかっこよく見えました」(加藤P)
本作の見どころでもあるアクションについて尋ねると、「ラウールさんは手足も長いですし、普通の方がアクションをやるよりも、単純に迫力が増します。体の見せ方もうまい方なので、すごくかっこよく見えました。アクションは敵に合わせて動く要素があり、その点はダンスに通ずるものがあるので、きっとかっこよくキマるんだろうなという予感はしていました」とラウールのアクションに満足そうな表情を浮かべていた。
また、アクション経験のない演者もいる3年4組については、「原作にも書かれているのですが、前線で敵と相対するチームと、後方で前線のメンバーをサポートするチーム、そして全体を指揮していくチームと大きく3つのブロックにわかれているので、アクションもできる方とできない方とで振り分けて考えました。登場人物には、“戦う”以外の役割もあったので、おかげで幅広くやれたかなとか思っています」と、キャストの経験に応じて柔軟に対応できたと語る。
「役者の皆さんの“青春感”みたいなものが、お芝居を超えて伝わってくる部分があると思います」(加藤P)
実写化にあたり、原作者の丹月正光とどのようなやり取りがあったのか尋ねると、「丹月先生からは、ありがたいことに初めから『お預けします』と言っていただけて。とは言え、3年4組の面々は先生が本当に心血を注いで作られたキャラクターたちだと思うので、そこは絶対にブレないようにやろうと。あとは2時間の映画としての見ごたえを作るために、原作に少しオリジナルな部分を混ぜるかたちで脚本を作らせていただいたのですが、それに関しては丹月先生にもすごく喜んでいただけました。本当にスムーズに進められたなと思っています」と丹月との間に強い信頼関係があったことを打ち明けた。
最後に、本作の注目ポイントを聞くと、加藤Pは充実感のある表情で次のように答えた。「役者の皆さんが本気でキラキラしながら撮影を楽しんでいる姿が映っていると思います。彼らの“青春感”みたいなものも感じてもらえたらと思います。大人になってから高校生活をしているような、思い出みたいなものが、お芝居を超えて伝わってくる部分があると思うので、そこはストーリーとは別で観ていただけると、おもしろいのかなと思います」。
取材・文/編集部
※高橋ひかるの「高」は「はしごだか」が正式表記