『青春18×2 君へと続く道』がアジア全域で大ヒットを記録!キャスト、主題歌、カルチャー…国境を越えた3つのポイント|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
『青春18×2 君へと続く道』がアジア全域で大ヒットを記録!キャスト、主題歌、カルチャー…国境を越えた3つのポイント

コラム

『青春18×2 君へと続く道』がアジア全域で大ヒットを記録!キャスト、主題歌、カルチャー…国境を越えた3つのポイント

『新聞記者』(19)や『余命10年』(22)の藤井道人監督が、自身初の国際プロジェクトに挑んだ日台合作映画『青春18×2 君へと続く道』(公開中)。日本では公開から1か月以上が経った現在もリピーターが相次ぎ、満席の劇場が続出している本作だが、台湾をはじめとしたアジア各地ではそれ以上の大きな盛り上がりを見せている。18年前と現在、日本と台湾を舞台にしたせつない初恋の物語である本作が、なぜアジア各地で記録的なヒットとなっているのか。その要因となったポイントを探っていこう。

アジアの次世代スターと日本の実力派キャストが集結!

台湾で話題を呼んだジミー・ライの紀行エッセイを原作に、名優チャン・チェンがエグゼクティブ・プロデューサーを務めたことでも話題を集めている本作。18年前、日本人バックパッカーのアミ(清原果耶)と出会い、淡い恋心を抱いたジミー(シュー・グァンハン)。しかしアミが突然帰国することになり、2人はある約束をして別れることに。そして歳月が流れ、失意のなかで故郷に戻ってきたジミーはアミとの思い出をたどるために日本への旅に出発する。

『青春18×2 君へと続く道』は現在公開中
『青春18×2 君へと続く道』は現在公開中[c]2024「青春18×2」Film Partners

3月に公開された台湾を皮切りに、香港やマカオ、シンガポール、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、カンボジアと、アジアの各国・各地域で続々と公開されてきた本作。なかでもベトナムでは日本(日本と台湾の合作ではあるが)の実写映画としては歴代1位の大ヒットを記録。また5月19日からは中国、5月22日からは韓国でも公開を迎え、すでにアジア全域で観客動員数270万人以上、興行収入では25億円を突破している(6月9日時点)。また、ニューヨークで毎年開催されている北米最大のアジア映画祭、第23回 ニューヨーク・アジアン映画祭に出品することが決定。

国境を越えたヒットの要因として、まず挙げられるのはキャスティングだろう。主人公のジミーを演じているのは『ひとつの太陽』(19)やドラマ「時をかける愛」で注目を集めた台湾のスター俳優シュー・グァンハン。18歳と36歳、2つの世代のジミーを演じ分ける好演が話題沸騰となり、これまでその名があまり知られていなかった日本でもファンが急増。新たなアジアン・スターの誕生が、リピーターの増加にたしかに貢献しているようだ。


日本でもシュー・グァンハンの魅力にハマる観客が続出!
日本でもシュー・グァンハンの魅力にハマる観客が続出![c]2024「青春18×2」Film Partners

また、ヒロインのアミを演じるのは日本を代表する若手実力派の1人であり、海外の映画祭で受賞歴もある清原果耶。さらに日本の作品でも活躍する台湾の人気俳優ジョセフ・チャンや、アジア圏でも高い人気を誇る「なにわ男子」のメンバーである道枝駿佑、ベルリン国際映画祭で女優賞を受賞した経験のある黒木華に、「孤独のグルメ」シリーズがアジア圏で好評を博している松重豊らが集結。彼らの卓越したアンサンブルが物語に深みを与え、さらなる感動を引きだしてくれる。

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