地味すぎる!?けど見逃せない…!「涙が込み上げてきた」「今年ベスト映画!」オスカー候補作に映画ファンが太鼓判を押す理由
笑って泣けるシーンばかりで飽きることない133分
「大きな盛り上がりはないけど、2時間以上飽きることなく観れました」(50代・女性)
「コメディとドラマの要素のバランスが絶妙で、彼らの孤独さが重すぎず、でもちゃんと心に響くすてきな作品でした」(20代・女性)
「それぞれの人生を露わにしながら、過去と向き合い、最後には一歩進ませている物語はとてもよかったです、感動しました」(40代・男性)
そんな3人が紡いでいく物語は、決してドラマチックではないが、随所に盛り込まれたユーモアが心地よく、チャーミングなやりとりなど魅力的なシーンばかり。クスッと笑えると同時に心にスッと沁み入るような感動ももたらしてくれる場面も多く、印象に残ったと挙げられたシーンも多岐に渡っていた。
そのなかでも多かったのが、「ハナム先生とアンガスが2人でボストンで過ごす時間の流れがとても好きです。お互いできなかったこと、心に空いた穴を埋めるような感じに私には見えて、親子のようでとても微笑ましかったです。この時間がずっと続いてほしいって思いました」(30代・女性)。ボストン旅行中のある行動により退学になりかけるアンガスをハナム先生が庇うなど、ハナム先生とアンガスの距離が近づくシーンにグッとくる、という言葉が並んだ。
「先生がアンガスを庇って、最後に無邪気に軽口を叩くアンガスに『Keep your head up』って言うところにぶわぁ〜って泣きました!」(50代・女性)
「それまでの台詞のつながりや、たった2週間でも生まれた彼らの関係性の集大成を観ているようで、感動したのと同じくらい鳥肌が立ちました」(30代・女性)
また、3人の絆を象徴するボストン旅行中のレストランシーンも印象的。アンガスが頼んだデザートが酒を使っているという理由で堅物店員に断られ、代わりに店の駐車場で車のボンネットで即席デザートを作るも、酒を掛け過ぎたせいで火が消えずあたふたする、という爆笑シーンだ。
「くだらないことをして笑い合っている3人が印象的でした」(30代・女性)
「駐車場でアイスを食べようとするシーン。堅かった先生がどんどん楽しんでいるように見えた」(30代・女性)
堅物だったはずのハナムやどこか仏頂面だったメアリー、反抗してばかりだったアンガスが、心から笑う姿にほっこりした人も多かったようだ。